諏訪内晶子が芸術監督を務める「国際音楽祭NIPPON2020」
ヴァイオリニストの諏訪内晶子が芸術監督を務める「国際音楽祭 NIPPON 2020」。 2020年2月に開催された本音楽祭は、新型コロナウイルス感染拡大により、3月の公演やプロジ...
©TAKAKI KUMADA
交響曲第9番TOP
年の瀬も近づいてきましたが、師走といえば鍋と第九ですね。ドイツ語で「フロイデ・シェーネル・ゲッテルフンケン」と皆で歌うベートーヴェンの「第九」、通称「合唱」は日本ではいつからか年末...
第九のこと ~ その歴史や楽しみ方から おすすめCD・注目のコンサートまでを大特集
2020年も残りわずか。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、いつもとは違う年末年始を過ごされる方も多いことでしょう… とはいえ、やっぱりこの時期の風物詩やイベントごととして欠...
反田恭平も出演 東京芸術劇場開館30周年記念公演〈読売日本交響楽団 演奏会〉にフランスの若きマエストロ、マキシム・パスカルが登場
1990年10月30日に開館した東京芸術劇場が今年30周年を迎えた。その記念公演の締めくくりとなる「読売日本交響楽団 演奏会」に、フランス指揮界期待のトップランナー、マキシム・パス...
須川展也 サクソフォン インタビュー バッハ 無伴奏 パルティータ
日本のクラシック・サクソフォン界のパイオニア的な存在である須川展也さんにインタビュー。長年「いつかは…」と胸に抱いていた、バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータに満を持して挑ん...
はじめてのクラシック ~ ヴァイオリンの名曲5選
はじめてのクラシックでは、クラシック音楽入門としておすすめの曲をご紹介!前回に引き続き、ヴァイオリンの名曲をお届けします。今回は協奏曲以外から、誰もが一度は聴いたことがありそうな「...

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ユーザーレビュー

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    無伴奏チェロ組曲 全曲 ミクローシュ・ペレーニ(2019)(2CD)(日本語解説付)

    ぼなぺてぃ さん
    是非多くの人に耳を傾けてほしい録音。できれば、いいオーディオ装置で少々大きめの音量で聴くのがお勧めです。ペレーニの完璧な技巧で展開されるバッハの音楽を堪能することができます。技巧というと何だかテクニカルな話、例えば左手の指が早く回るとか、音程が完璧だとか、そういうことにとらえられてしまうかもしませんが、ペレーニの技巧というのは、チェロが出すべき音(音色・音楽)を探求しつくしたもので、チェロに対する一つの究極の到達点という意味であり、その究極の技巧は、すなわちは究極の芸術ともいえるものなのです。 私は彼のライブは何度か聞いていますが、彼のチェロから発せられるなんとも言えない芳醇な音色に酔いしれました。この録音で、彼の美音に浸って打ち震えることの幸せを是非味わってほしいです。 演奏は極めて真っ当。奇を衒うところは全くありません。バッハの音楽は融通無碍ですから、どんなアプローチをしたってかまわないと思いますし、マット ハイモヴィッツのような演奏も私は大好きですが、この演奏では、ヨーロッパのゴチック建築の教会をゆっくり彷徨するような気持ちで音楽に浸ることができ、他に代えがたいものがあります。 バッハの無伴奏チェロ組曲というと、カザルスかフルニエかなどと言われていた時代から半世紀ほどがたち、その間に様々な演奏・録音が出てきましたが、この録音が出たことで当面はバッハの無伴奏はまずペレーニを聞け!ということになると思いますね。 ペレーニは、エンドピンを長く出し糸巻が頭の上にあるような独特な構え方をするチェリストですが、これはチェロのハイポジション(親指ポジション)を弾くには、非常に理にかなった構え方のように思います。この録音には、指板を叩く指の音も捉えていて、そんな構え方をするペレーニが軽々とチェロを操る様子を思い浮かべることもできますね。
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    ピアノ・ソナタ全集 第1集 オルリ・シャハム

    村井 翔 さん
    ピエモンテージの演奏でピアノ協奏曲における旋律装飾(緩徐楽章以外での)を紹介したが、この演奏も同じ。たとえば、私にとっては全ピアノ・ソナタ中、最愛の一曲である変ロ長調 K.570(実はもう一曲、ヘ長調K.332も捨てがたいが)。第1楽章の提示部リピートはそのままの繰り返しではなく、ごく僅かながらセンスの良い旋律装飾を加えている。展開部~再現部も一度目は譜面通り、リピートでは旋律装飾と再現部の前に少しアインガングの挿入がある。第2楽章ももちろん旋律の繰り返しでは装飾、アインガングの挿入あり。終楽章のロンドではリズムの切れ、間のセンスがめざましいが、意外にも譜面通り。しかし、全3曲とも同じパターンで押し通しているわけではなく、K.281では緩徐楽章とロンドで旋律装飾と挿入、K.333は緩徐楽章のみ旋律装飾、終楽章では挿入あり。18世紀にはピアノ・ソナタはまだ演奏会用の音楽ではなかったが、モーツァルト自身が弾いたら、たぶんこのように弾いただろう。オルリ・シャハムはこのディスクではじめて知ったが、タッチも美しく、音色の使い分けも実に繊細かつ多彩、リズムがまた素晴らしい。こういうことをやるからには、旋律装飾のセンスに自信があるはずだが、これも申し分ない。この調子で全集が完成されるとすれば、本当に楽しみだ。 
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    弦楽四重奏曲全集 エベーヌ四重奏団(7CD)

    うーつん さん
    世界中がコロナに覆われる直前に完成したワールドツアーのライブ録音。これがライブかと疑いたくなるほどの完成度、ライブだからこその緊迫感が加わり、ヒリヒリするほどベートーヴェンが迫ってくる。 この演奏を聴いていてふと「ベートーヴェンはこれらの曲を果たして聴衆に聴いてもらうつもりで作ったのだろうか」と考えてしまった。あまりにも厳しく、孤高の境地を目指し、一般聴衆の耳に心地よい要素を削ぎ落し隔絶した世界の中に在る気がしたのだ。作曲者にとってこの弦楽四重奏曲とは「心地よく聴いてもらうもの」でなく「自分自身のため、精神世界を分け入るための哲学」ではなかろうかと思ってしまった。少なくとも私はエベーヌSQの演奏でまずそれを想像してしまった。どのレビュアーからもきかれる音の良さと演奏技術はもちろんだが、そこから更にふみ込んで作品の内奥に迫ろうというエベーヌSQの姿勢と意気込みを痛切に感じる。 私が特に感動したのは7枚目、第15番 Op.132の第3楽章。冒頭から4人の奏者は「(ヴィブラートなど多用し)歌うこと」をせず、教会旋法を使いひたすら瞑想もしくは瞑目して祈るような厳粛な時間を創造する。やがて新たに沸いた力への喜びと感謝を表出させるまでの長い道のりはこの全集の白眉と思っている。よく聴いていると演奏者の息遣いも聞こえてくる。そこに集中する演奏者の気迫を感じ鳥肌が立ってしまう。 おそらく他の演奏と比較すれば特異な演奏になるかもしれないが20分以上の長い祈りと感謝を聴けばエベーヌSQがワールドツアーをしてまで奏し続けた想いと一体になれるのではないだろうか。 このコロナウイルス禍(2020~2021年、またはもっと?)の現在にこれを聴くと胸が熱く、そして痛くなる。 他の曲も圧倒的な表現と演奏、そしてスピーカーいっぱいに拡がる豊かな音と強烈な音の圧。 第12番冒頭の荘厳で神々しい重い扉が開かれていくような出だしももっと聴いていくべきだし、第16番の第3楽章の彼岸の音楽もおすすめしたい。大フーガ Op.133に吹き荒れる嵐も体験してほしい… どの曲もおすすめ、いや、おすすめを通り越して「聴くべき」と言っておきたいくらいの全集だと思う。
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    ベートーヴェン・オデッセイ~交響曲全集、協奏曲集、ミサ曲集 コリン・デイヴィス&BBC交響楽団、バイエルン放送交響楽団、コワセヴィチ、グリュミオー、他(12CD)

    浪漫楼蘭 さん
    コリン・デイヴィスが主に母国である英国のBBC交響楽団とロンドン交響楽団で収録したベートーヴェンの交響曲全集(第9番のみBRSO)およびヴァイオリン協奏曲とピアノ協奏曲全集、荘厳ミサとハ長調のミサ曲。 壮年期70年代のデイヴィスによる充実したタクトで、手兵のオーケストラをぐいぐい引っ張っていく。非常にアグレッシブなベートーヴェン的演奏だが、一方でとてもナイーブで情緒的な部分もみせる。彼は晩年にドレスデンとも全集を録音しているが、やはりこちらの方が鋭角的でより劇的なコントラストであり、溌剌とした若さと生気に溢れている。この70年代のデイヴィスのベートーヴェンを推す声も根強くある。 CDでの発売は、以前に韓国盤の交響曲全集に含まれていたのと、日本で第3番以降が単発で発売されたことがあったが、デッカのグローバル盤としてはLP時代以降初となる。特に第1番はLP/CDいずれにおいても同時期の未発表音源であるが、特に発売が憂慮されるような内容ではなかった。第6番はBBC響の他にロンドン響とのセッションも追加されている。各CDの紙の収納ケースには懐かしいLP時代のオリジナルが用いられている。 演奏もさることながら、ヴィットリオ・ネグリがプロデュースした録音も概して素晴らしい。エンジニアによって創られたサウンドというのではなく、録音会場と録音年によって差もあるが、まさにセッションをそのままテープに封じ込めたような音。まるで指揮台の上で聴いているような感覚にとらわれる盤もある。カップリングされた協奏曲やミサ曲も定評のあるものだ。ベートーヴェン好きにとってはマストバイではなかろうか。

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