このプロジェクトは、ある日ひびクラ編集部に声を掛けられた、クラシック初心者の新入社員いつきさん(仮名だけど実在!)が、あれこれ分からないことをクラシックファンの皆さんによるユーザ...
須川展也 サクソフォン インタビュー バッハ 無伴奏 パルティータ
日本のクラシック・サクソフォン界のパイオニア的な存在である須川展也さんにインタビュー。長年「いつかは…」と胸に抱いていた、バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータに満を持して挑ん...
ARK Hills Music Week 2020
アークヒルズとその周辺エリアで気軽に “上質な音楽” に出会える10日間「ARK Hills Music Week 2020」 開催 ARK Hills Music Week ...
オケ支援_白
世界的に常識や生活様式が変化したこの数ヶ月で、クラシック業界もコンサートの中止・延期、会場となるホールや施設が一時閉館し、大きく様変わりしました。 心待ちにしていたあのコンサ...
サントリーホール大ホール外観
サントリーホールでは、2021年3月までの主催公演ラインナップが発表されている。 真夏の東京で現代音楽を聴く一週間「サマーフェスティバル」、気軽に楽しめるイベントが盛りだくさんの「...
©サントリーホール
はじめてのクラシック ~ ヴァイオリンの名曲5選
前回に引き続きヴァイオリンの名曲をご紹介。今回は協奏曲以外から、誰もが一度は聴いたことがありそうな「超」が付くほどの有名曲・定番曲ばかりをピックアップしました。まだまだ暑い日が続き...

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ユーザーレビュー

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    交響曲第6番 トーマス・ダウスゴー&ベルゲン・フィル

    Papachan さん
    初めてブルックナーの6番の「名演奏」と呼べるものに出会えました。これまで、誰の演奏で聴いても、ただの鈍重な曲にしか思えなかったのですが、この演奏を聴いて、5番や7番に十分比肩しうる名曲であると初めて気づきました。かなり早めのテンポで、それでいて軽すぎることなく、従来の鈍重な演奏の垢をきれいに払ってくれます。したがって、熱烈なブルックナー愛好家の中には、これを聴いて、「こんなのはブルックナーではない!」と、怒りだす方もいるかもしれません。この演奏はとりわけ第1楽章が見事。そう、この曲はこれぐらい早く演奏しなければ、その魅力が伝わらないのです。この演奏が何よりの証明です。ベルゲン・フィルもしっかりしたアンサンブルで、ダウスゴーの指揮にこたえています。第2楽章の落ち着いた味わいも格別です。少なくとも私にとってこの曲は、この演奏さえあればほかの演奏はすべて不要と断言できると思います。一般的には、だぼだぼの「メタボリック・ブルックナー」が、名演奏であると勘違いされているように思えてなりません。セルの3番・8番、ケルテスの4番、オーマンディの5番、そしてこのダウスゴーの6番と、「こんな人がブルックナーを振っていたの?」というものに、超ド級の名演奏が多いのは、必ずしも偶然ではないと思います。
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    弦楽四重奏曲第2, 11, 13番、大フーガ エベーヌ四重奏団 (2枚組/180グラム重量盤レコード)

    John Cleese さん
    技術的な完璧さは既にレヴューされた方々のおっしゃる通りで、しかも世界各地でのライヴ収録であることに驚きます。しかしながら各地のホールの違いなどが特に強調されることはなく、むしろ非常に高い質の均質さが確保されています。個人的には、ラズモフスキーNo.3と作品130+大フーガ(後から差し替えられた「常識的」フィナーレは潔くカット!)という、最強プログラムが日本のサントリーホールでの収録というところも嬉しいですが、個人的にもっとも大切に思うカヴァティーナの、悠然たるテンポかつ非常に心がこもった表現に久々に胸が熱くなりました。若き日にバイロイトで、ボンから来たカップルと、パルジファル終演後どういうわけかワーグナーについてではなく、なんとカヴァティーナについて一晩熱く語り明かした昔をふと思い出しました。最近ではベルチャ四重奏団の全集、映像つきも含めて非常に感心したばかりですが、ここに新たに近年の若手カルテットの中では傑出した素晴らしいベートーヴェン演奏が出現しました。
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    ヨハネ受難曲 鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン(2020年ケルン)(2SACD)

    うーつん さん
    受難曲というとキリスト教信者かその文化に詳しい人でないと立ち入れないのでは、と昔は思っていた。だが、人間が永遠に繰り返すであろう弱さや不安そして望みを、イエス・キリストという「仲介者」によって客観的にあぶり出し、エヴァンゲリストによって進行されるドラマと考えると実に示唆あふれる作品なのだと最近は考えている。 その意味でこの「ヨハネ受難曲」は劇的この上なく「人間の業」を描き出していると思う。折しも、コロナ禍のギリギリの状況で収録されたという当盤はその状況ゆえか高いテンションでドラマが展開していく。 冒頭の「Herr, unser Herrscher, dessen Ruhm」からして、幕が開くなり眼前に悲劇が飛び込んでくるような緊迫感があり、聴き進めるごとに哀しみが積もっていく。「マタイ受難曲」と比して今まであまり聴いてこなかったが、このディスクによってもっと勉強できそうだ。独唱のアリアはそれぞれ登場人物の心境を真摯に描き出して聴き入ってしまうが、私がもっとも惹かれたのは合唱部分。コラールであれ聖書場面であれメッセージが前面に出てきてドラマに没入している。この受難曲が特定の個人でなく、「我々人間たち」のドラマであることを表しているかのようだ。聖書内のストーリーでなく、今の我々にも十分に適用されるドラマなのだろう。 ちょうど礒山雅氏の遺作「ヨハネ受難曲」(2020年)も読んでおり、これによってもヨハネ受難曲の精髄を学べるので、当盤を「参考ディスク」として聴きながら礒山氏の著作を読み進めることも併せておすすめしてみたい。
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    交響曲第7番 クレンペラー&バイエルン放送響

    スコレー さん
    クレンペラーの第7ライヴは、この盤以外に、BPO(ルツェルン音楽祭)、WSO、NDR、NPOなどもある。ということは、晩年、各地の客演でよく取り上げた、得意の演目ということなのだろうか。今回、改めて聞いてみて、演奏によって時に抒情に流れすぎるきらいを感じることがあるが、そういう弛緩した感じは全然しなかった。高山の峩々たる山容を見るようで、甘さがなく、深く自然な重厚味が一貫し、巨匠的な風格を感じた。大きな楽器編成、多声部からなる楽想の移り変わりに有機的必然性があり、全編隙がない。早い話が裏で鳴っている音楽が、すごく立派で、あくまで自然で深い陰影にとんだ表現として聞こえる。この曲の演奏では今一番気に入りかもしれない。機会があればBPO盤なども聞いてみたいと思った。

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