2018年11月09日
ミュンヘンで史上初の第1位 葵トリオ 凱旋リサイタル開催

サントリーホール室内楽アカデミーで研鑽を積んだ 葵トリオ の凱旋リサイタルが、2018/12/14(金)にサントリーホールで開催される。
9月に開催された第67回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ三重奏部門で日本人団体史上初の第1位の快挙を成し遂げた葵トリオ。コンクールの室内楽の分野における優勝は、東京クヮルテット以来48年ぶり。第2位はなく、第3位が2団体だったことから、圧倒的な支持を得たことがわかる。その葵トリオが、グループ誕生のきっかけとなったサントリーホールのブルーローズ(小ホール)で凱旋リサイタルを行う。
葵トリオは、小川響子(ヴァイオリン)、伊東 裕(チェロ)、秋元孝介(ピアノ)で構成され、東京藝術大学、サントリーホール室内楽アカデミー第3期生(2014/9~2016/6)として出会い、2016年に結成された。「葵/Aoi」は、3人の名字の頭文字を取り、花言葉の「大望、豊かな実り」に共感して名付けたもの。ヴァイオリンの小川響子は同アカデミーの第4期にも参加し、彼らは毎月2回の室内楽の指導を継続的に受講し、初夏に行う室内楽の祭典、サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデンなどのコンサートや、文化施設のロビーや学校などのアウトリーチ活動、またシンガポール国立音楽大学ヨン・シュー・トー音楽院と国際交流を果たすなど、多彩なアンサンブル経験を積んできた。こうした3人共通の音楽体験を糧に、葵トリオはコンクールの審査員から「ソリストの集まりでなく、とても室内楽的で優れていた」と高い評価を得た。
今回披露する曲目は、膨大な準備をしなければならないこのコンクールで取り組んだ作品ばかり。メインはファイナルで多くの人の心を掴んだ大曲、シューベルトのピアノ三重奏曲第2番だ。これから益々の活躍が期待されるグループに末永く注目したい。

公演日 : | 2018/12/14(金) 19:00開演(18:30開場) |
出演者 : | 葵トリオ(ピアノ三重奏)《小川響子(ヴァイオリン)※第3・4期、伊東 裕(チェロ)※第3期、秋元孝介(ピアノ)※第3期 》※サントリーホール室内楽アカデミー修了生 |
場所 : | サントリーホール ブルーローズ(小ホール) |
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