鈴木優人 音楽で“まち”に感動を「調布国際音楽祭 2019」今年も開催

調布国際音楽祭 記者会見写真

良質な音楽を身近に感じていただき、同じ感動を分かち合うことで、“まち”に愛着を持ってほしい――そんな思いが込められた音楽の祭典「調布国際音楽祭 2019」。今年で7回目を迎えるこの音楽祭は、調布で育った「バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)」の鈴木優人をプロデューサーに迎え、2019/6/23(日)より1週間、調布市グリーンホールほか周辺施設にて開催される。

今年も「バッハの演奏」「アートとの連携」「次世代への継承」をテーマに、フィナーレを飾るバッハ・コレギウム・ジャパン、若いエネルギーを結集したフェスティバル・オーケストラやモーツァルトのオペラ、さらには無料公演や子ども向け公演など、バラエティに富んだプログラムを提供する。普段は一般公開されていない深大寺の本堂を会場にしたコンサートもこの音楽祭の定番だ。

前述のフェスティバル・オーケストラでは、今年開催となるラグビーワールドカップの何試合かが調布市の東京スタジアムで行われることを記念して、オネゲルの作曲した交響的楽章「ラグビー」を演奏する。

 

鈴木優人

©Marco Borggreve

プロデューサー 鈴木優人(Masato Suzuki)

1981年オランダ生まれ。神戸、調布に育つ。調布市立第三小学校卒。
東京藝術大学作曲科及び同大学院古楽科修了。ハーグ王立音楽院修士課程オルガン科を首席で、同音楽院即興演奏科を栄誉賞付きで日本人として初めて修了。アムステルダム音楽院チェンバロ科にも学ぶ。第18回ホテルオークラ音楽賞受賞。
2018年9月よりバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)首席指揮者に就任。音楽監督を務めるアンサンブル・ジェネシスでは、オリジナル楽器でバロックから現代音楽まで意欲的なプログラムを展開する。そのほか指揮者としてはこれまで、アンサンブル金沢、九州交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団、横浜シンフォニエッタ、読売日本交響楽団等と共演。
鍵盤奏者(チェンバロ、オルガン、ピアノ)としても国内外の公演に多数出演。
2015年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンではBCJの《マタイ受難曲》を指揮して好評を博した。アーティスティック・ディレクターを務めた2015年11月の東京芸術劇場開館25周年記念公演では、BCJの合唱や芸劇ウインド・オーケストラとの共演など多彩なプログラムを披露、中でも東京交響楽団を指揮したメシアン《トゥーランガリラ交響曲》は圧巻な演奏で、この記念すべき公演に華を添えた。
2017年11月には、モンテヴェルディ生誕450周年を記念し、歌劇《ポッペアの戴冠》を国際的で魅力に富む歌手陣で上演。高い芸術性と優れたキャスティングを生かした躍動感を伴った上演はバロック音楽の新機軸として高い評価を得た。
2018年2月のBCJ定期演奏会に初めて指揮者として登場、J.S.バッハ:ヨハネ受難曲を指揮した。
作曲家としても数々の委嘱を受けると同時に、J.S.バッハ BWV190喪失楽章の復元(Carus)や、モーツァルト《レクイエム》の補筆・校訂(Schott Music)が高い評価を得ている。NHK-FMの「古楽の楽しみ」に解説者としてレギュラー出演。チェンバロ・ソロのCD『rencontre』は各紙で絶賛されている。
調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサー、舞台演出、企画プロデュース、作曲とその活動に垣根はなく各方面から大きな期待が寄せられている。
2019年から2020年にかけて、読売日本交響楽団の名曲シリーズ(4月)、神奈川フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会にてオラトリオ《天地創造》(合唱:BCJ)(7月)、NHK交響楽団定期演奏会(11月-12月)、東京交響楽団定期演奏会にてメンデルスゾーン版《マタイ受難曲》(20年3月)などへの出演が予定されている。この他、BCJ首席指揮者としてJ.S.バッハ《チェンバロ協奏曲》の全曲録音・演奏の完成(7月)や、ブランデンブルク協奏曲全曲演奏会(11月)などが予定されている。

開催概要

調布国際音楽祭

 

調布国際音楽祭 2019

エグゼクティブ・プロデューサー:鈴木優人
アソシエイト・プロデューサー:森下唯
コミュニケーション・アドバイザー:平野敬子
監修:鈴木雅明

期間:2019/6/23(日)~30(日)
会場:調布市グリーンホール、調布市文化会館たづくり、深大寺 ほか

 

公演情報

バッハ・コレギウム・ジャパン
華麗なる協奏曲の夕べ

バッハ・コレギウム・ジャパン

バッハ・コレギウム・ジャパン ©ヒダキトモコ

調布でしか聴けないBCJのお祭りプログラム、華麗なる協奏曲の夕べの第2弾が2019年のフィナーレを飾ります。普段は宗教音楽こそを身上とし、合唱を支えることの多いBCJの器楽メンバーですが、この特別なプログラムに合わせ、ここぞとばかりにソリストとして躍動する姿は痛快であり必見。復元版とはいえ、バッハの協奏曲中でも極めて人気の高い《ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲》など、必聴のラインナップです。

2019/6/30(日) 17:00
調布市グリーンホール 大ホール

鈴木雅明(指揮)、寺神戸亮(ヴァイオリン)、山口幸恵(ヴァイオリン)、木村理恵(ヴァイオリン)、懸田貴嗣(チェロ)、三宮正満(オーボエ)、鈴木優人(オルガン)、バッハ・コレギウム・ジャパン(管弦楽)

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「夏」ト短調 RV 315(「四季」より)/寺神戸亮(ソロ・ヴァイオリン)
ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンとチェロのための合奏協奏曲 ニ短調 RV 565(「調和の霊感」作品3より)/山口幸恵、木村理恵(ソロ・ヴァイオリン)、懸田貴嗣(チェロ)
ヘンデル:オルガン協奏曲第5番 ヘ長調 作品4-5 HWV 293/鈴木優人(ソロ・オルガン)
ヘンデル:合奏協奏曲第6番 ト短調 作品6-6 HWV 324/寺神戸亮、山口幸恵(ソロ・ヴァイオリン)
J.S.バッハ:ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV 1060/三宮正満(ソロ・オーボエ)、寺神戸 亮(ソロ・ヴァイオリン)
J.S.バッハ:管弦楽組曲第4番 ニ長調 BWV 1069(初期稿)

 

午後のオペラ
《後宮からの誘拐》

モーツァルトの最高傑作。姫が大ピンチ!?
手に汗にぎる救出劇を最高の演奏で

演出ありの演奏会形式でお送りするBCJのオペラが好評に応えて2回公演で登場!モーツァルト5大オペラのひとつ《後宮からの誘拐》を取り上げます。リーズナブルな価格でありつつキャストもオーケストラも最高のメンバーを揃え、オペラの醍醐味を堪能できます。指揮の鈴木優人はセリム(歌唱なしの配役)を兼務。2018年の《劇場支配人》でも炸裂した、鈴木優人ならではのスリルとドラマに満ちた空間を作り上げ、客席をモーツァルトの世界に巻き込んでいきます。

2019/6/28(金) 15:00
2019/6/29(土) 14:00
調布市文化会館たづくり くすのきホール

鈴木優人(指揮|セリム[トルコの太守])、バッハ・コレギウム・ジャパン(管弦楽)、田尾下哲(演出)、森谷真理(ソプラノ|コンスタンツェ[ベルモンテの婚約者])、櫻田亮(テノール|ベルモンテ[スペインの貴族])、澤江衣里(ソプラノ|ブロンデ[コンスタンツェの召使])、谷口洋介(テノール|ペドリッロ[ベルモンテの召使])、 ドミニク・ヴェルナー(バス|オスミン[太守の監督官])

モーツァルト:後宮からの誘拐 KV 384(全3幕)

※演奏会形式 日本語字幕付・原語上演/180分(休憩含む)

 

調布国際音楽祭
フェスティバル・オーケストラ

鈴木雅明

鈴木雅明 ©Marco Borggreve

シモーネ・メネセス

シモーネ・メネセス

スタープレイヤーによる音楽のワールドカップ

オーディションで選りすぐりの若手が集う音楽祭名物フェスオケ。鈴木雅明の指揮するチャイコフスキーの交響曲第5番は聴き逃がせません。また、今年は招聘指揮者にブラジルの新鋭シモーネ・メネセスを迎え、十八番のブラジル風バッハもお届けします。またオネゲル《ラグビー》は調布の東京スタジアムで開催のワールドカップにちなんだ演目。若手演奏家とトップクラス講師たちがスクラムを組み、未来へレッツ・トライ!

2019/6/29(土) 18:00
調布市グリーンホール 大ホール

鈴木雅明(指揮)、シモーネ・メネセス(指揮)、フェスティバル・オーケストラ(管弦楽)

フェスティバル・オーケストラを指導し、ともに演奏する豪華首席奏者たち
白井圭(コンサートマスター|ミュンヘン国際音楽コンクール第2位入賞および聴衆賞)、瀧村依里(ヴァイオリン|読売日本交響団首席奏者)、鈴木康浩(ヴィオラ|読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者)、遠藤真理(チェロ|読売日本交響楽団ソロ・チェロ奏者、エンリコ・マイナルディ国際コンクール第2位)、西山真二(コントラバス|NHK交響楽団首席代行)、上野星矢(フルート|ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール優勝)、荒木奏美(オーボエ|東京交響楽団首席奏者)、横川晴児(クラリネット|元NHK交響楽団首席奏者)、ファゴット:調整中、今井仁志(ホルン|NHK交響楽団首席奏者)、斎藤秀範(トランペット|バッハ・コレギウム・ジャパン奏者)、荻野昇(トロンボーン|元東京交響楽団首席奏者)、久保昌一(ティンパニ|NHK交響楽団首席奏者)

J.S.バッハ:カンタータ第42番 BWV 42より シンフォニア/鈴木雅明(指揮)
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第7番/シモーネ・メネセス(指揮)
オネゲル:交響的楽章「ラグビー」/シモーネ・メネセス(指揮)
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64/鈴木雅明(指揮)

 

森麻季
ソプラノ・リサイタル

稀代の歌姫、調布への帰還

テレビ等でもおなじみの森麻季は、2013年、第1回の音楽祭でプレコンサートを務めた調布国際音楽祭の大切なメンバーでもあります。満を持して、再びのリサイタルが実現しました。国民的な人気と高度な技術・表現力を併せ持つ歌姫のステージは、初めて演奏会に足を運ぶ方々からコアなクラシックファンまで幅広い層が楽しめる、音楽祭という場にこれ以上ないほど相応しい演目です。

2019/6/30(日) 14:00
調布市文化会館たづくり くすのきホール

森麻季(ソプラノ)、山岸茂人(ピアノ)

メンデルスゾーン:歌の翼に
シューベルト:アヴェ・マリア
フォーレ:夢のあとに
アメイジング・グレイス ほか

 

オープニング・コンサート
夏だ!祭りだ!!

ジャズの巨匠、山下洋輔登場!はじける音楽の歓び

音楽祭のオープニングはお祭り気分も盛り上がる、プレミアムなワンコインコンサート!ジャズの巨匠山下洋輔のラプソディ・イン・ブルー、そして大合唱と吹奏楽による迫力の「第九」。前後に屋台やグッズ販売なども楽しめて、二重三重に美味しいコンサートです。

2019/6/23(日) 14:00
調布市グリーンホール 大ホール

鈴木優人(指揮)、山下洋輔(ピアノ)、澤江衣里(ソプラノ)、布施奈緒子(アルト)、谷口洋介(テノール)、渡辺祐介(バス)、調布国際音楽祭特別編成吹奏楽団、調布国際音楽祭特別編成合唱団

ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」より 第4楽章(吹奏楽版)抜粋

 

深大寺本堂に響く
オーボエとチェンバロ

時の流れに耳を澄ますプレミアム・コンサート

滅多に立ち入れない深大寺の本堂で、聲明を味わい、演奏を聴く特別な演奏会。調布国際音楽祭の名物の一つです。今年はバロックオーボエとチェンバロの名手が初登場。美しい古楽の数々に耳を洗われる、かけがえのない時間です。

2019/6/26(水) 15:30(14:45開場・60分公演)
深大寺 本堂
※公演に先立ち、15:00から深大寺ご院内僧侶による天台聲明の詠唱あり

三宮正満(オーボエ)、水永牧子(チェンバロ)

J.J.プラ:オーボエ・ソナタ ハ短調 D: I.1
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988より
D.スカルラッティ:チェンバロ・ソナタ イ長調 K 208/ニ短調 K 141

 

まさト~ク コンサート

調布国際音楽祭のスターが大集合!

音楽祭プロデューサー自らの演奏とナビゲートつきで送る、音楽祭オーディション最優秀者たちが大集合するコンサート。ゆる~い(!?)トークと裏腹に熱演が期待されます。お昼の時間にぜひ、ゆったりお楽しみください。

2019/6/27(木) 12:00
調布市文化会館たづくり くすのきホール

鈴木優人、森下唯
ウェルカムコンサート、ミュージックカフェ、オープンステージ、フェスティバル・オーケストラ各出演者 ほか

 

キッズ公演

スギテツのワークショップ&コンサート
【おすすめ年齢:4歳以上】
2019/6/29(土) 11:00(45分公演)
調布市グリーンホール 小ホール

スギテツ 愛と笑いのクラシック!
【おすすめ年齢:4歳以上】
2019/6/29(土) 13:30(60分公演)
調布市グリーンホール 小ホール

たたいてあそぼう2019
【おすすめ年齢:全年齢】
2019/6/30(日) 11:00(45分公演)
調布市グリーンホール 小ホール

ねんドル岡田ひとみ×コンサート
ねんどで作る クラシックの中のごちそう
【おすすめ年齢:3歳以上】
2019/6/30(日) 13:00/15:30(各60分公演)
調布市グリーンホール 小ホール

無料公演

オープンステージ
2019/6/29(土)・30(日) 11:00~16:30 ※演奏は毎正時から25分間
調布市文化会館たづくり エントランスホール

土日の2日間、毎正時にはオーディションで選ばれた音楽家たちがたづくりエントランスで生演奏。有料公演の合間に立ち寄る人や、ふと足を止めた通りすがりの人などで常に大賑わいです。中学生から社会人までのアマチュアを中心に、音大生やプロも多数。応募者のレベルは非常に高く、審査は毎年難航するほどです。熱意ある奏者が、心から弾きたい曲を弾く。掘り出し物の曲や演奏と出会える場です。

ミュージックカフェ
2019/6/29(土)・30(日) 11:00~17:00 ※演奏は毎時30分から25分間
調布市文化会館たづくり むらさきホール

桐朋学園大学の在学生・卒業生が次々に出演する入退場自由の音楽喫茶で、おいしいドリンクや軽食を取りながらくつろげます。特別ゲストで先生も登場。毎時30分に演奏がスタートするため、オープンステージと交互にはしごすれば、無料公演だけで1日中音楽に浸りきることも可能です。学生たちが自らプロデュースする内容も大きな特徴で、子ども向けの映像付き公演など、創意があふれています。満員の人々を前に企画を届ける経験は、学生たちにとっても得難いものになります。

ウェルカムコンサート
2019/6/29(土)・30(日) 昼

調布市文化会館たづくり、調布市グリーンホール付近の屋外(予定)
ホール前の屋外広場で来場者を歓迎するミニコンサートを開催します。奏者はオープンステージと同じくオーディションに合格した地元の音楽家たち。道行く人々にも音楽祭の楽しい雰囲気を伝えます。

サテライトコンサート
6月下旬

調布市内サポート事業者店舗
市内の飲食店などの中から、店内での演奏が可能な場所を募集します。オープンステージの応募者を中心に、演奏家は調布国際音楽祭が派遣。ホールから飛び出し、まちの各所で音楽の喜びを共有します。