アルミンク指揮ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団 2019年6月に来日

2019年6月に来日する「アルミンク指揮ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団」の記者会見が都内で行われ、音楽監督のクリスティアン・アルミンク、ベルギー王国大使館公使参事官のイエルーン・ヴェルゲイレンらが登壇した。

「フランスとドイツ、両方の特色を持ったオーケストラで、様々な色彩をお楽しみいただけると思います」と語るアルミンクとベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団のコンビは今回が初来日(オーケストラとしては1990年以来2度目の来日)とあり、期待が高まっている。

ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団は1960年に設立され、間もなく60周年を迎える。ルイ・ラングレ、パスカル・ロフェ、フランソワ・グザヴィエ・ロトらの個性的な指揮者が音楽監督を務め、2011年にはクリスティアン・アルミンクが就任。録音も多く、100枚近くのCDをリリースしているほか、パリ、ウィーン、スペイン、スイスなどの主要ホールでも演奏している。

本拠地のリエージュは、ベルギーの東に位置し、ドイツのゲルマン文化とフランスのラテン文化を取り入れるインターナショナルな街。工業に力を入れているほか、リバーポートとして流通の中心になっており、イタリアからの労働者も多い。また、ベルギーは作曲家のフランク、イザイ、ルクーを生んだ国でもあり、文化も盛んである。

クリスティアン・アルミンク

クリスティアン・アルミンク

リエージュ・フィルはドイツとフランスの文化が交じり合うこの土地ならではのサウンドが特徴的。「フランス語圏なのでもちろんフレンチの響きを持っていますが、ドイツも近く、伝統的な重いダークな音も出せます」とアルミンクは語り、今回のプログラムは、ドイツの作曲家ブラームスの「交響曲第1番」、フランスの作曲家サン=サーンスの「交響曲第3番『オルガン付き』」に、ベルギーの作曲家ルクーの「弦楽のためのアダージョ」と、まさにリエージュ・フィルを楽しめる曲が揃っていると説明した。

それに加え、2人の日本人ソリストによる共演も大注目だ。2015年「第17回ショパン国際ピアノ・コンクール」のファイナリスト、小林愛実とのモーツァルト「ピアノ協奏曲第20番」。そして古典から現代、どのような音楽でも縦横無尽の大名手、鈴木大介とのタン・ドゥン「ギター協奏曲 『Yi2』」は必聴である。もちろん、ティエリー・エスケシュのサン=サーンス「交響曲第3番『オルガン付き』」からも目が離せない。

アルミンクは2003年~2013年に新日本フィルハーモニー交響楽団の音楽監督、2017年から広島交響楽団の首席客演指揮者を務めており、日本でもよく知られている。今回の来日公演では、特色豊かなリエージュ・フィルとの、いつもと違った一面を知ることができそうだ。

ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団 来日公演
指揮:クリスティアン・アルミンク

 

2019年6月29日(土)14:00 京都コンサートホール(京都)

【プログラム】
ルクー:弦楽のためのアダージョ
タン・ドゥン:ギター協奏曲「Yi2」(ギター:鈴木大介)
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68

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2019年6月30日(日)15:00 すみだトリフォニーホール 大ホール(東京)

【プログラム】
ルクー:弦楽のためのアダージョ
タン・ドゥン:ギター協奏曲「Yi2」(ギター:鈴木大介)
サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 op.78「オルガン付き」(オルガン:ティエリー・エスケシュ)

チケット情報
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2019年7月1日(月)19:00 サントリーホール 大ホール(東京)

【プログラム】
ルクー:弦楽のためのアダージョ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466(ピアノ:小林愛実)
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68

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クリスティアン・アルミンク(指揮)
Christian Arming, conductor

ウィーン生まれ。ハーガーや小澤征爾のもとで研鑽を積み、ヤナーチェク・フィルの首席指揮者、ルツェルン歌劇場の音楽監督などを経て、2003年から13年まで新日本フィルの音楽監督として活躍した。2011年からベルギー王立リエージュ・フィルの音楽監督。チェコ・フィル、ベルリン・ドイツ響、スイス・ロマンド管、サンタ・チェチーリア国立管、ボストン響などの多くのオーケストラに招かれ、オペラではフランクフルトやストラスブールの歌劇場、新日本フィルなどで《ドン・ジョバンニ》《サロメ》《ホフマン物語》《フィレンツェの悲劇》などを指揮している。レコーディングも数多く、リエージュ・フィルとはフランクの交響曲などをリリース。

 

鈴木大介(ギター)
Suzuki Daisuke, guitar

作曲家の武満徹から「今まで聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以後、新しい世代の音楽家として常に注目され続けている。
マリア・カナルス国際コンクール第3位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝など数々のコンクールで受賞。斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作は高い評価を受け、「カタロニア賛歌~鳥の歌/禁じられた遊び~」は平成17年度芸術祭優秀賞を受賞。ベルウッドレコードより最新CD「Daisuke Suzuki the Best 2019」を2019年1月9日にリリース。これまでにNHK-FM「クラシック・リクエスト」(1999年~2001年)、「気ままにクラシック」(2002年~2008年3月)のパーソナリティーも務めた。平成17年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第10回出光音楽賞受賞。洗足学園音楽大学客員教授。横浜生まれ。

 

ティエリー・エスケシュ(オルガン)
Thierry Escaich, organ

エスケシュは作曲家、オルガニスト、即興演奏家として現代音楽界でユニークな存在感を放ち、同世代の中でもっとも重要なフランス人作曲家のひとりといえる。最近の新作には、ハンブルク北ドイツ放送響(現 NDRエルプフィル)とニューヨーク・フィルハーモニックが共同委嘱、リサ・バティアシュヴィリ とフランソワ・ルルーのために書いた『ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲』、シンシナティ響によって初演されたオーケストラのための作品『詩篇』、2017年にアンサンブル金沢とエスケシュ自身によって世界初演された『オルガン協奏曲第3番』などが挙げられる。リヨン国立管、リール国立管、パリ室内管のコンポーザー・イン・レジデンスを務めており、その作品は栄誉あるヴィクトワール・ドゥ・ラ・ムジーク賞を2003年、2006年、2011年の3度に渡って受賞している。2013年には、パリのアカデミー・デ・ボザールより賞を受賞。1992年からは、自身が8つの最優秀賞を取得して卒業したパリ音楽院で作曲と即興演奏を教えている。また、マリインスキー国際オルガン・フェスティバルの芸術監督も務めている。

 

小林愛実(ピアノ)
Kobayashi Aimi, piano

7歳でオーケストラと共演、9歳で国際デビューを果たす。数多くの国に招かれ、スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥオーゾ、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラなど国内外の多数のオーケストラと共演。2010年に14歳でEMI classicsよりCDデビューし、サントリーホールで日本人最年少となるリサイタルを開催した。2015年10月「第17回ショパン国際ピアノ・コンクール」に出場、ファイナリストとなる。2018年にはワーナークラシックスとインターナショナル契約し、7年ぶりとなるCD「ニュー・ステージ~リスト&ショパンを弾く」をリリース。幼少期より多くのメディアから注目を集め、フランスのLCIテレビのドキュメンタリー、日本テレビ「深夜の音楽会」、テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK-BS「みんなのショパン」、NHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」など多数のテレビやラジオ番組にも出演。2015年にはTBS「情熱大陸」にも登場し話題を呼んだ。今、世界的な活躍が期待できる日本の若手ピアニストとして注目を集めている。

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