2019年04月03日

日本フィル13年ぶりヨーロッパ公演を生配信&ミニ番組「Welcomeクラシック」も4/3(水)スタート

日本フィルハーモニー交響楽団

日本フィルハーモニー交響楽団が2019/4/2~14に13年ぶり6回目のヨーロッパ公演を行い、首席指揮者ピエタリ・インキネンとともに初訪問となるフィンランドをはじめドイツ、オーストリア、英国の諸都市を巡る。フィンランド人を母に持つ渡邉曉雄によって創立された日本フィルにとってフィンランドは音楽的な「ルーツ」と言える。日本・フィンランド外交関係樹立100周年の今年にこのヨーロッパ公演を成功させることで、日本フィルが両国の関係を益々実り多きものにすることができるだろう。

4/2のヘルシンキ会場では、日本フィルの被災地での積極的な活動を写真パネルで展示し、多くの人々の関心を集めた。今回のヨーロッパ公演を通して、「日本フィル・サウンド」を届けるとともに、「多くの人に現状を知ってほしい」という被災地から寄せられた声も、各地で紹介していく。

また、4/3(水)26:00(日本時間)にはコウヴォラ(フィンランド)公演をYouTubeにて生配信。武満徹「弦楽のためのレクイエム」、シベリウス「交響曲第2番」を現地の空気を感じながら楽しむことができるまたとない機会となっている。

4/2(火)ヘルシンキ公演の映像

さらに、BS朝日で日本フィルのミニ番組「Welcomeクラシック」が4/3(水)よりスタート。毎週水曜日22:54~23:00(第3週、第4週は再放送)に日本フィルが誇るマエストロ、ピエタリ・インキネン(首席指揮者)と山田和樹(正指揮者)が登場し、最近の演奏会の映像とともにトークを展開する。

今後ますます目を離せない日本フィル。今回のヨーロッパ公演を経て、さらに進化しあたたかい「日本フィル・サウンド」に磨きがかかることが楽しみだ。

日本フィルハーモニー交響楽団 ヨーロッパ公演 2019

ツアー日程
2019年4月
2日 ヘルシンキ(フィンランド)Musiikkitalo【プログラムA】
3日 コウヴォラ(フィンランド)Kuusankoskitalo【プログラムA】
5日 ヴィルヘルムスハーフェン(ドイツ)Stadthalle【プログラムB】
6日 ヴォルフスブルク(ドイツ)Theater Wolfsburg【プログラムB】
7日 レーゲンスブルク(ドイツ)Audimax【プログラムB】
8日 ウィーン(オーストリア)Wiener Musikverein【プログラムD】
9日 フュルト(ドイツ)Theater Fürth【プログラムC】
12日 ロンドン(英国)Cadogan Hall【プログラムD】
13日 リーズ(英国)Town Hall【プログラムD】
14日 エディンバラ(英国)Usher Hall【プログラムC*】

演奏曲目
【プログラムA】
武満徹:弦楽のためのレクイエム
エルガー:チェロ協奏曲(チェロ:シェク・カネー=メイソン)
シベリウス:交響曲第2番

【プログラムB】
ラウタヴァーラ:In the Beginning
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(ピアノ:ジョナサン・ビス)
チャイコフスキー:交響曲第4番

【プログラムC】
ラウタヴァーラ:In the Beginning
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(ピアノ:ジョナサン・ビス)
武満徹:弦楽のためのレクイエム
シベリウス:交響曲第2番

【プログラムC*】
ラウタヴァーラ:In the Beginning
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(ピアノ:ジョン・リル)
武満徹:弦楽のためのレクイエム
シベリウス:交響曲第2番

【プログラムD】
ラウタヴァーラ:In the Beginning
エルガー:チェロ協奏曲(チェロ:シェク・カネー=メイソン)
武満徹:弦楽のためのレクイエム
シベリウス:交響曲第2番

ヨーロッパ公演関連プログラム

【第709回東京定期演奏会】
2019年4月19・20日 サントリーホール

指揮:ピエタリ・インキネン[首席指揮者]
ピアノ:ジョン・リル

武満徹:弦楽のためのレクイエム
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
シベリウス:交響曲第2番

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【第346回横浜定期演奏会】
2019年4月27日 神奈川県民ホール

指揮:ピエタリ・インキネン[首席指揮者]
ギター:村治佳織*

ラウタヴァーラ:In the Beginning
武満徹:夢の縁へ*
チャイコフスキー:交響曲第4番

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ピエタリ・インキネン[首席指揮者]
Pietari Inkinen

世界各地で活躍の場を広げ注目を集めるインキネン。現在、日本フィルハーモニー交響楽団、プラハ交響楽団、ルートヴィヒスブルク城音楽祭の首席指揮者を務める。2017年9月よりザールブリュッケン・カイザースラウテルンドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。
これまでに、ニュージーランド交響楽団音楽監督を8年間務めたほか、ミュンヘン・フィル、スカラ・フィル、ロサンゼルス・フィル、イスラエル・フィル、バイエルン放送響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、フランス放送フィル等に客演。オペラの分野においても、ベルリン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、ドレスデン国立歌劇場をはじめ、各国のオペラ・ハウスに出演。
1955年、ヘルベルト・フォン・カラヤンが終身首席指揮者兼芸術監督に就任。以後数十年にわたりオーケストラと確固たる関係を築き、唯一無二の音と演奏スタイルを発展させ、ベルリン・フィルの名声を世界中に轟かせた。そして1989年10月、新しい首席指揮者に任命されたクラウディオ・アバドは、あるテーマのもとに、伝統的な作品と現代作品という対照的な作曲家を組み合わせたプログラミングを考案。また、楽員による室内楽活動の奨励に加え、オペラのコンサート形式演奏会を取り入れるなど、オーケストラにさらなる特異性と多様性を与えた。
昨シーズンは、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ベルリン放響、ブダペスト祝祭管と初共演。17-18シーズンのハイライトには、ケルン・ギュルツェニヒ管、ハンブルク北ドイツ放響、フィンランド歌劇場の《蝶々夫人》におけるデビュー、BBCフィル、フィンランド放響等との共演が予定されている。
2013年9月オペラ・オーストラリアによるワーグナーの《ニーベルングの指環》(ニール・アームフィールド演出)の初演を指揮。メディアでも絶賛され、翌14年8月のヘルプマン賞において「オペラ・オーストリアの《リング・サイクル》ベスト・ミュージック・ディレクション」に選出された。このプロダクションは、2016年11月から12月にかけて3チクルスが再演され、インキネン指揮による演奏は再度絶大なる評価を受けた。
録音は、ニュージーランド交響楽団『シベリウス:交響曲全曲』、日本フィルハーモニー交響楽団『シベリウス:交響曲全集』(ナクソス)、サイモン・オニール/ニュージーランド交響楽団『父と子~ワーグナー:アリア集』(EMI)などがある。
フィンランド出身。シベリウス音楽院でヨルマ・パヌラ、レイフ・セーゲルスタムらに、また、ヴァイオリンをザハール・ブロンに師事。

 

日本フィルハーモニー交響楽団 プロフィールはこちら

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番『革命』
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インキネン&日本フィル
発売日 : 2016/03/01
レーベル : 日本フィルハーモニー交響楽団
フォーマット : CD
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シベリウス:交響曲全集(2013年ライヴ)(4CD)
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インキネン&日本フィル
発売日 : 2015/04/22
レーベル : Naxos *classic*
フォーマット : CD
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マーラー:交響曲第1番『巨人』
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インキネン&日本フィル
発売日 : 2011/09/02
レーベル : 日本フィルハーモニー交響楽団
フォーマット : SACD
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日本フィルハーモニー交響楽団
日本フィルハーモニー交響楽団
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