2019年07月08日
宮田大が初のコンチェルトを日本コロムビアより10月リリース

日本を代表するチェリスト宮田大が、英国のオーケストラとコンチェルトを初レコーディングすることが発表された。
宮田は、第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人としての初優勝をはじめ数多くのコンクールを制覇しており、第20回出光音楽賞を受賞するなど華々しい経歴を持つ。世界的指揮者・小澤征爾にその腕を絶賛され共演した、実力・人気共に日本でも有数のチェリストである。
今年秋に東京・大阪で開催される「大和証券グループpresents BBC Proms JAPAN 2019」内のコンサートで共演する、指揮者トーマス・ダウスゴーとBBCスコティッシュ交響楽団を従えて、彼らの本拠地であるグラスゴーにてレコーディングを行う。
曲はエルガーのチェロ協奏曲。英国の作曲家エルガーの代表曲を本場英国のオーケストラと共演するとあって、見逃すことができない。今後、この協奏曲を皮切りに、継続的にレコーディングを行い、日本コロムビアより発売する。
国内外の名だたるオーケストラと多数共演してきた宮田の真骨頂となる待望のアルバム。どんな音楽が作り上げられるのか、今から待ち遠しい。
日本コロムビア オフィシャルサイト:https://columbia.jp/miyatadai/
※外部サイトへリンクします
宮田 大(チェロ)
Dai Miyata, violoncello
1986年生まれ。栃木県宇都宮市出身。3歳よりチェロを始め、幼少より出場するコンクールのすべてに第1位入賞を果たす。
1995年、第18回栃木県学生音楽コンクール弦楽器部門第1位。
2001年、第1回泉の森ジュニアチェロコンクール中学の部金賞。
2002年、桐朋女子高等学校音楽科入学。8月、「2002若い音楽家のためのサイトウ・キネン室内楽勉強会」に参加。9月、サントリーホールにおいて小澤征爾指揮の桐朋学園音楽部門創立50周年記念オーケストラコンサートで協奏曲を演奏。
2003年、第3回泉の森ジュニアチェロコンクール高校生以上の部金賞。
2004年、第6回全日本ビバホールチェロコンクール第1位。
2005年、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース入学。
2007年、齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。
第74回日本音楽コンクールチェロ部門第1位、併せて増沢賞、徳永賞、岩谷賞受賞。
2009年、チェロ部門の国際音楽コンクールの最高峰、第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初優勝。
出身地栃木県での受賞歴も華やかで、文化部門では初めての栃木県知事特別賞を受賞、栃木みらい大使に任命される。
第35回江副育英会奨学生。ローム・ミュージックファンデーション奨学生。
桐朋学園音楽部門特待生、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。
2009年にジュネーヴ音楽院卒業、2013にクロンベルク・アカデミーを修了する。
倉田澄子、フランス・ヘルメルソンの両氏に師事する。
室内楽を東京クヮルテット、原田禎夫、原田幸一郎、加藤知子、今井信子、リチャード・ヤング、ガボール・タカーチ=ナジの各氏に師事する。
国内外での活動を活発に行い、サンクトペテルブルグ音楽祭、ベートーヴェン音楽祭、ドレスデン音楽祭、マッジョーレ湖音楽祭、マントン音楽祭、アムステルダム・チェロビエンナーレ等に出演している。
パリ管弦楽団、フランクフルトシンフォニエッタ、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、スロヴァキア交響楽団、プラハ放送交響楽団、NHK交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、東京シティーフィルハーモニック管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団、九州交響楽団、等と共演。また、東京佼成ウィンドオーケストラ、シエナ・ウインドオーケストラなど吹奏楽団との共演も多い。
小澤征爾はもちろんのこと、E.インバル、L.ハレル、G.クレーメル、Y.バシュメット、M.ヴェンゲーロフ、A.デュメイ、H.ホリガーや日本を代表する多くの演奏家と共演している。
クラシック音楽界のみならず、多様な芸術活動も意欲的に行い、東京文化会館主催、人形劇「ハムレット」「サロメ」での音楽監修、演奏は高い評価を受けた。また、国内外のチェロコンクールの審査員、音楽セミナー講師もつとめている。
テレビ・ラジオなどへの出演も多く、2012年の小澤征爾指揮・水戸室内管弦楽団東京公演にソリストとして出演し、音楽ドキュメント、「小澤征爾さんと音楽で語った日~チェリスト・宮田大・25歳」が放送され、注目をあつめた。(芸術祭参加作品)、「カルテットという名の青春」「NHKワールド”Rising Artists Dai Miyata”」などのドキュンメント、「クラシック倶楽部」「らららクラシック」「題名のない音楽会」などにも複数回出演している。「報道ステーション」「日経スペシャル招待席~桐竹勘十郎 文楽の深淵」「徹子の部屋」への出演、また、チェロでは異例のサントリーホール、ミューザ川崎など2000席以上のホールを満席にしたことで、その人気が話題になった。
水戸室内管弦楽団団員。

発売日 : | 2011/12/06 |
レーベル : | Molto Fine |
フォーマット : | CD |

発売日 : | 2012/07/27 |
レーベル : | NHK エンタープライズ |
フォーマット : | Blu-ray Disc |
関連記事
-
ニュース2023/2/16
4年ぶりに帰って来る!延べ866万人が熱狂した世界最大級のクラシック音楽祭『ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2023』5月に開催!
国内外、LFJの常連組から若手までが集結!実力派たち勢揃いでお届けするクラシック音楽の祭典♪ 2022年ロン=ティボー優勝で話題を呼んだ期待の若手ピアニスト、亀井聖矢もピアノ協奏曲...
-
ニュース2023/8/10
「2023 セイジ・オザワ 松本フェスティバル」が8月19日(土)いよいよ開幕!今年も多彩なプログラムでお届け♪
恩師である齋藤秀雄の名を冠して1992年に小澤征爾が創立し、毎夏、長野県松本市で開催されてきた音楽祭『サイトウ・キネン・フェスティバル松本』。2015年からその名前を『セイジ・オザ...
-
ニュース2023/5/19
「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2023」2年ぶり20回目の開催!メスト&ウィーン・フィルのコンビが5年ぶりに登場!!
============================================== 【指揮者変更と決定のお知らせ】(2023/9/29) 詳細はサントリーホール 公式...
ユーザーコメント
コメントを投稿する