世界中で再演を重ねる名作ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』が2019/8/22(木)にIHIステージアラウンド東京にて開幕した。

開幕初日を祝うレッドカーペットには多くの著名人が登場。『ウエスト・サイド・ストーリー』との出会いや作品が持つ普遍的な価値、そしてバーンスタインの熱狂的な音楽について、それぞれが思い思いに語り、本公演への期待に胸を膨らませていた。

1961年公開の映画『ウエスト・サイド物語』にシャークス団のリーダー・ベルナルド役として出演のジョージ・チャキリスが登場すると、会場はこの日一番の盛り上がりに。

チャキリスは「360°回転劇場というのは初めてなので、非常に興味を持ってまいりました。この作品はこれまで色々な方が出演されていますが、どのプロダクションで観ても共通するのは“当該意識が芽生える”ということ。知らない役者だが、なんだか知っている気にさせる、そんな作品だと思います」と嬉しそうに語った。

ともに登場した市村正親は興奮冷めやらぬ様子で「チャキリスと会っただけで大感動！僕は45年前にベビー・ジョンとベルナルドをやっていました。今回は360°回転劇場ということで、出るのは嫌ですね（笑）。観るのは楽しみ。『ウエスト・サイド・ストーリー』は本当に完璧な作品なので、ぜひ楽しんでください」と目を輝かせ、2人の熱い握手に会場も熱気に包まれた。

360°回転する円形客席を巨大なスクリーンとステージが取り囲む「IHIステージアラウンド東京」は物語の展開に合わせて客席がゆっくりと動き、舞台転換を待つことなく世界観に浸れる”没入型”エンターテインメント施設。2017年3月に豊洲にオープンしてから、劇団☆新感線『髑髏城の七人』や『メタルマクベス』など話題作を上演してきた。

ステージアラウンド劇場でブロードウェイ・ミュージカルが上演されるのは、今回が世界初。映像、照明、音響がすべて融合することで今までにない『ウエスト・サイド・ストーリー』を体感することができる。ステージセットをこの360°回転劇場「IHIステージアラウンド東京」のために組み、新たな演出を施したとあり、今まで観たことのある人も楽しめるだろう。

誰もが耳にしたことのある『アメリカ』『トゥナイト』『マンボ』などレナード・バーンスタインの至極の音楽を、現代最高峰のクリエイターが集結し、オーディションで選び抜かれたキャストでお届けする。生の音楽に最高の演出があなたを必ず感動させる。

ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』は2019/8/22(木)～2019/10/27(日)にIHIステージアラウンド東京にて上演。