2019年09月19日

諏訪内晶子が芸術監督を務める『国際音楽祭NIPPON 2020』記者会見

国際音楽祭NIPPON2020_諏訪内晶子1

ヴァイオリニストの諏訪内晶子が芸術監督を務める『国際音楽祭NIPPON 2020』の記者会見が、2019/9/13(金)帝国ホテル東京にて開催された。

諏訪内は音楽祭について「チャイコフスキー国際コンクールの優勝からこれまで、様々な機会をいただき長く活動させていただいていることに、恩返しをしたいと思って始めた音楽祭です。今回6回目を迎えるまでに色々な方にご協力いただき、こうして続けることができていることに感謝しています」と述べ、「音楽祭をプロデュースするという機会をいただいたことで、総合的にアーティスティックな活動ができていると実感しています」と演奏活動の充実ぶりを窺わせた。

来年2020年の開催で6回目を迎える『国際音楽祭NIPPON』は、終戦から75年、ベートーヴェン生誕250年、そして諏訪内が華々しく世界デビューしたあのチャイコフスキー国際コンクールから30年という、節目となるタイミングでの開催とあり、1か月間で7企画という意欲的かつ多彩なプログラム。芸術監督・諏訪内自身によって企画の経緯や意図などが語られた。

国際音楽祭NIPPON2020_諏訪内晶子6

まず、15年来の付き合いという指揮者のジャナンドレア・ノセダとの共演に触れ「今回この音楽祭へ参加していただくにあたって、プログラムも一緒に何度も更新を重ねながら考えていきました。昨年ノセダと共演した際に、お互い非常に手応えを感じ、音楽祭での共演が決まりました。今からとても楽しみにしています」と意気込みを語り、ノセダが音楽監督を務めるワシントン・ナショナル交響楽団とは「これまでに2度共演していて、今回は少し久しぶりの共演なので楽しみです」と述べた。

生誕250年のベートーヴェンイヤーということもあり、今回の音楽祭では、全10曲あるヴァイオリン・ソナタのうち5曲を2人のピアニストと共演。そのうち、第5番『春』、第7番、第9番『クロイツェル』の3曲は、これまで10年以上にわたり共演を重ねている、ニコラ・アンゲリッシュと披露する。

国際音楽祭NIPPON2020_諏訪内晶子10

「しばらく共演していませんでしたが、昨年ハンブルグではじまったアルゲリッチ・フェスティバルで久しぶりに共演したのがきっかけで、また共演してみたいなと思い音楽祭へお誘いしました。第7番と第9番のレコーディングから10年が経っており、あの時とはまた違った表現ができるのでは」と期待を込めた。

他にも今回は、芸術監督・諏訪内が信頼を寄せる、成田達輝(ヴァイオリン)、鈴木康浩(ヴィオラ)、池松宏(コントラバス)、吉井瑞穂(オーボエ)ら国内外で活躍する名手たちを率いた≪室内楽マラソンコンサート≫でも、ベートーヴェンの様々な楽曲を1日中堪能できるというから注目だ。

名の知れたベートーヴェンとはいえ、ヴィオラとチェロによる二重奏曲『2つのオブリガード眼鏡付き』や、チェロとクラリネットによるピアノ三重奏曲第4番『街の歌』など、なかなか演奏される機会の少ない楽曲が並び、諏訪内自身は、ヴァイオリン・ソナタ第4番と第10番をホーヴァル・ギムセと共演。その前月に同じくヴァイオリン・ソナタを共演する、ニコラ・アンゲリッシュとの聴き比べも楽しめる、音楽祭ならではのプログラム。

これまでとは違う新たな試みとして、対比する室内楽のプログラムを聴かせてくれる2日間の≪室内楽プロジェクト≫も興味深い。ミニマリズムの代表格スティーヴ・ライヒ『ヴァイオリン・フェイズ』<1967>とJ.S. バッハ『シャコンヌ』、フランス人作曲家マーク=アンドレ・ダルバヴィ『ピアノ三重奏』<2008>とブラームス『ピアノ三重奏曲第3番』、衝撃的で強烈なレオ・オーンスタイン『ピアノ五重奏曲第2番』<1927>とドヴォルザーク『ピアノ五重奏曲第2番』、そして日本人作曲家の川上統『甲殻』と、諏訪内の大胆な挑戦に期待とともに驚きを隠せない。

国際音楽祭NIPPON2020_諏訪内晶子5

第1回から継続している≪東日本大震災復興応援コンサート≫は、今回も岩手県釜石市にて無料開催される。諏訪内は「音楽は演奏する立場でも聴いている方でも、言葉にならないエネルギーが伝わる素晴らしい芸術だと思います。エネルギーを届ける事を継続していければいいなと願って続けています」と話した。

同様に継続して開催されている≪公開マスタークラス≫について諏訪内は「マスタークラスを受講する期間で、自分の伸び幅を確認してもらう作業をしてもらいたいです」と目的を述べ、「演奏家になると、人とのコミュニケーションが物凄く大切だと思っています。ピアニストとの共演、リハーサルから本番までの間どうやって自分でコンディションを整えて、自分のいい状態で演奏をしてそれを自分自身が実感するか、というのを学んでもらえたら」と自身の体験を踏まえてコメント。

国際音楽祭NIPPON2020_諏訪内晶子4

「私が小さかった時にこういう事があったら良かったなっていうものを、なるべく次の世代の方に伝えていきたいんです」と期待を込めて嬉しそうに話す諏訪内が、とても印象的だった。

他にも、愛知県の徳川美術館とトヨタ産業技術記念館では≪ミュージアム・コンサート≫がそれぞれ開催される。

 

国際音楽祭NIPPON 2020

諏訪内晶子2

諏訪内晶子&ニコラ・アンゲリッシュ デュオ・リサイタル
日時:2020/2/14(金) 19:00開演
場所:東京オペラシティ コンサートホール
曲目:
<生誕250年に贈る>
【オール・ベートーヴェン・プログラム】
ヴァイオリン・ソナタ第5番 へ長調 Op.24「春」
ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」

諏訪内晶子&ニコラ・アンゲリッシュ デュオ・リサイタル
日時:2020/2/15(土) 14:00開演
場所:三井住友海上しらかわホール
曲目:
<生誕250年に贈る>
【オール・ベートーヴェン・プログラム】
ヴァイオリン・ソナタ第5番 へ長調 Op.24「春」
ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」

ミュージアム・コンサートⅠ
日時:2020/3/7(土) 13:00開演
場所:徳川美術館 講堂
出演:スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)、アンリ・ドゥマルケット(チェロ) 他
曲目:
ペーター・フリストスコフ:「24のブルガリア奇想曲」より
カイヤ・サーリアホ:7羽の蝶々
モーリス・ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタOp.73

ミュージアム・コンサートⅡ
日時:2020/3/7(土) 19:00開演
場所:トヨタ産業技術記念館 エントランス・ロビー
出演:諏訪内晶子、スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)、鈴木康浩、有田朋央(ヴィオラ)、アンリ・ドゥマルケット、上野通明(チェロ)
曲目:
ペーター・フリストスコフ:「24のブルガリア奇想曲」より
ウジェーヌ・イザイ:2本のヴァイオリンのためのソナタ
チャイコフスキー:弦楽六重奏曲 ニ短調 Op.70 「フィレンツェの思い出」

諏訪内晶子プロデュース ベートーヴェン室内楽マラソンコンサート
日時:3/8(日) [第1部]13:00開演 [第2部]16:00開演[第3部]19:30開演(22:30終演予定)
場所:東京オペラシティ コンサートホール
出演:諏訪内晶子、スヴェトリン・ルセフ、成田達輝(ヴァイオリン)、鈴木康浩、有田朋央(ヴィオラ)、アンリ・ドゥマルケット、上野通明(チェロ)、池松宏(コントラバス)、吉井瑞穂(オーボエ)、金子平(クラリネット)、小山莉絵(ファゴット)、日高剛(ホルン)、ホーヴァル・ギムセ、阪田知樹(ピアノ)他
曲目:
<オール・ベートーヴェン・プログラム>
第1部【13:00開演】
ピアノ三重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.11
ピアノ三重奏曲 第4番 変ロ長調「街の歌」Op.11
ピアノ三重奏曲 第5番 ニ長調「幽霊」Op.70-1
ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調「大公」Op.97
第2部【16:00開演】
二重奏曲 変ホ長調「2つのオブリガート眼鏡付き」WoO.32
弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.29 他
第3部【19:30開演】
三重奏曲 ハ長調 Op.87
ピアノと管楽器のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16
七重奏曲 変ホ長調 Op.20
ヴァイオリン・ソナタ 第4番 イ短調 Op.23
ヴァイオリン・ソナタ 第10番 ト長調 Op.96
弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 Op.95「セリオーソ」弦楽合奏版

ジャナンドレア・ノセダ指揮 ワシントン・ナショナル交響楽団
日時:2020/3/10(火) 19:00開演
場所:サントリーホール
出演:諏訪内晶子(ヴァイオリン)、ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、ワシントン・ナショナル交響楽団
曲目:
バーバー:管弦楽のためのエッセイ 第1番 Op.12
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」ホ短調 Op.95

諏訪内晶子室内楽プロジェクト Akiko plays Classic with Friends
日時:2020/3/11(水) 19:00開演
場所:紀尾井ホール
出演:諏訪内晶子、スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)、佐々木亮(ヴィオラ)、アンリ・ドゥマルケット(チェロ)、ホーヴァル・ギムセ(ピアノ)
曲目:
バッハ:「シャコンヌ」~無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004 より
ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番 Op.101
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲第2番 Op.81

諏訪内晶子室内楽プロジェクト Akiko plays Classic with Friends
日時:2020/3/12(木) 18:30開演
場所:釜石市民ホール TETTO
出演:諏訪内晶子、スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)、佐々木亮(ヴィオラ)、アンリ・ドゥマルケット(チェロ)、ホーヴァル・ギムセ(ピアノ)

諏訪内晶子室内楽プロジェクト Akiko plays Classic with Friends
日時:2020/3/13(金) 19:00開演
場所:紀尾井ホール
出演:諏訪内晶子、スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)、佐々木亮(ヴィオラ)、アンリ・ドゥマルケット(チェロ)、ホーヴァル・ギムセ(ピアノ)
曲目:
スティーヴ・ライヒ:ヴァイオリン・フェイズ(1967)
川上統:組曲「甲殻」より(2005)
マーク=アンドレ・ダルバヴィ:ピアノ三重奏(2008)
レオ・オーンスタイン:ピアノ五重奏曲第2番(1927)

マスタークラス[ヴァイオリン部門]開催
日時:2020/3/14(土)~15(日)
場所:東京音楽大学 池袋キャンパス
講師:諏訪内晶子、スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)

チケットはこちら
※ローチケサイトに移動します。

諏訪内晶子

諏訪内晶子(国際音楽祭NIPPON 芸術監督 / ヴァイオリン)
Akiko Suwanai,Violin/Artistic Director of International Music Festival NIPPON 2020

1990年史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。これまでに小澤征爾、マゼール、デュトワ、サヴァリッシュ、ゲルギエフらの指揮で、ボストン響、フィラデルフィア管、パリ管、ロンドン響、ベルリン・フィルなど国内外の主要オーケストラと共演。BBCプロムス、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、ルツェルンなどの国際音楽祭にも多数出演。
近年ではゲルギエフ指揮ロンドン響とのツアー、パリ管とのヨーロッパおよび日本ツアー、チェコ・フィルとの中国ツアーを行い、オスロ・フィル、バンベルク響、デトロイト響、トゥールーズ・キャピトル管とも共演。
現代作曲家作品の紹介も積極的に行い、これまでにエサ=ペッカ・サロネン作曲「ヴァイオリン協奏曲」の日本初演(2013)、エリック・タンギ作曲「In a Dream」の世界初演およびフランス初演(2013)、キャロル・ベッファ作曲「ヴァイオリン協奏曲-A Floating World-」の世界初演(2014)などに取り組んでいる。
2012年、2015年、エリーザベト王妃国際コンクール、2018年ロンティボー国際コンクール、2019年チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門審査員。2012年より「国際音楽祭NIPPON」を企画制作し、同音楽祭の芸術監督を務めている。
レコーディングでは、デッカ・ミュージック・グループとインターナショナル・アーティストとして専属契約を結んでおり、最新作「フランク&R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 他」を含む14枚のCDをリリースしている。
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院本科及びコロンビア大学に学んだ後、同音楽院修士課程修了。国立ベルリン芸術大学でも学んだ。
使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1714年製作のストラディヴァリウス「ドルフィン」。

ニコラ・アンゲリッシュ
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
Nicolas Angelich,Piano

1970年、アメリカ生まれ。パリ音楽院でアルド・チッコリーニやミシェル・ベロフらに師事し、1989年カサドシュ国際コンクール第2位、1994年ジーナ・バッカウアー国際コンクールで第1位を獲得。2003年にクルト・マズア指揮ニューヨーク・フィルとオーケストラデビュー後は、ウラディーミル・ユロフスキー、マルク・ミンコフスキ、P.ヤルヴィ、ロシア国立管弦楽団、フランス国立管弦楽団、フランクフルト放送交響楽団など世界的指揮者やオーケストラと共演を重ねた。ルノー&ゴーティエ・カピュソンと録音した「ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番」は、ドイツのレコード批評家賞を受賞した。

スヴェトリン・ルセフ
スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)
Svetlin Roussev,Violin

ブルガリア生まれ。第1回仙台国際音楽コンクール優勝、 第5回インディアナポリス国際ヴァイオリンコンクール及び1999年ロン=ティボー国際コンクールで入賞。スイス・ロマンド管弦楽団のコンサートマスターのほか、ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督兼アーティスト・イン・レジデンスを務める。ジュネーブ高等音楽院教授。揺るぎないテクニックと豊かな表現力が絶賛される実力派ヴァイオリニスト。チョン・ミョンフン、ユーディ・メニューインなどの指揮の下ソリストとして活動するほか、室内楽の分野でもジャン=マルク・ルイサダ、エリック・ル・サージュなどと共演し、世界各地で高い評価を得ている。

アンリ・ドゥマルケット
アンリ・ドゥマルケット(チェロ)
Henri Demarquette,Cello

1970年生まれ、パリ出身。13歳でパリ国立高等音楽院に入学し、ジャンドロン、フルニエ、トルトゥリエに師事。アメリカではシュタルケルに学ぶ。
17歳の時にシャトレ座でリサイタル・デビュー。ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールなど数々の入賞歴を持ち、現代音楽にも造詣が深い。ニュアンス豊かな表現力が魅力。エンゲラーとの仏音楽アルバムなどCD録音も多数。
使用楽器はLVMH財団より貸与された1725年制作のストラディヴァリウス“le Vaslin”、使用弓は1820年製の“Persois”。

ホーヴァル・ギムセ
ホーヴァル・ギムセ(ピアノ)
Håvard Gimse,Piano

現在ノルウェーを代表するピアニストの一人。ノルウェー国立音楽院を首席で卒業。ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院でレイグラフ教授に師事した後ベルリンへ渡り、1995年ベルリン芸術大学でディプロマを取得後ノルウェーに帰国、引き続きイルジ・フリンカ教授のもと研鑽を積む。1987年ドイツ青少年音楽コンクールで優勝、95年スタインウェイ賞、96年グリーグ賞、2004年シベリウス賞など、数々の賞を受賞。グラモフォン誌、BBCミュージック・マガジン誌、フォノ・フォルム誌等の専門誌で高い評価を獲得している。

佐々木亮
佐々木亮(ヴィオラ)
Ryo Sasaki,Viola

NHK交響楽団首席奏者。東京藝術大学及びジュリアード音楽院卒業。安宅賞受賞。1991年、現音室内楽コンクール第1位、「朝日現音賞」受賞。92年、東京国際室内楽コンクール(民音)第2位、「ルフトハンザ賞」受賞。同年秋より、ニューヨークのジュリアード音楽院に奨学生として入学。アスペン音楽祭、マルボロ音楽祭に参加。卒業後、ソロ、室内楽奏者として全米各地にて活動。これまでに内田光子、ヒラリー・ハーン、ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ、リン・ハレル等と共演。現在桐朋学園、洗足学園、東京藝大附属高校にて後進の指導にもあたっている。

ジャナンドレア・ノセダ
ジャナンドレア・ノセダ(ワシントン・ナショナル交響楽団音楽監督 / 指揮)
Gianandrea Noseda,Conductor

ジャナンドレア・ノセダは、同世代の指揮者の中でもトップ・ランナーのひとりとして広く認められている。2017-2018シーズンから4年の任期で、 ワシントン・ナショナル響の第7代音楽監督に就任。その他、ロンドン響とイスラエル・フィルの首席客演指揮者、カダケス管の首席指揮者、イタリアのストレーザ音楽祭の芸術監督も務めるほか、2021-22シーズンよりチューリッヒ歌劇場の音楽総監督就任が決まっている。 世界の主要なオペラ・ハウス及びオーケストラで頻繁にゲスト出演し、その中にはクリーヴランド管、ミラノ・スカラ座、ミュンヘン・フィル、ニューヨーク・フィル、NHK交響楽団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、フィラデルフィア管、ロイヤル・オペラ・ハウス、ウィーン交響楽団、チューリヒ・オペラが含まれる。メトロポリタン・オペラとは2002年から継続して関係を維持し、2016-2017シーズンには、大晦日のガラで初演されたグノーの「ロミオとジュリエット」の新プロダクションを指揮。 ミラノ生まれ。イタリア共和国功労勲章《カヴァリエーレ・ウッフィチャーレ》を授与されている。2015年ミュージカル・アメリカの「今年の指揮者」、2016年国際オペラ賞の「今年の指揮者」受賞。2016年12月には、ストックホルムでノーベル賞コンサートを指揮する名誉を受けた。

ワシントン・ナショナル交響楽団
ワシントン・ナショナル交響楽団
National Symphony Orchestra

1931年設立、首都ワシントンD.C.のケネディ・センターを拠点に活動するオーケストラ。室内楽リサイタル、コミュニティアウトリーチと教育、夏のウルフ・トラップ、ワシントンでのポップスコンサートなど、毎年約150のコンサートを行っている。大統領就任式や独立記念式典での演奏をはじめ、国民に最も愛されるオーケストラとして重要な役割を担ってきた。
ロストロポーヴィチ、スラットキン、エッシェンバッハが音楽監督を歴任、2017/2018年シーズンからは第7代目、ジャナンドレア・ノセダがその任を務める。レパートリーの拡大や現代の作曲家たちのサポートに熱心に取り組み、米国初演や世界初演の作品をワシントンD. C. の聴衆に届け続けている。
教育プログラムにも力を注いでおり、NSOユース・フェローシップ・プログラムやサマー・ミュージック・インスティテュートには数多くの団員が参加し、選抜された才能ある若手の演奏家たちの教育及び指導にあたっている。

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
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諏訪内晶子、ヴラディーミル・アシュケナージ&チェコ・フィル
発売日 : 2019/09/04
レーベル : ユニバーサル ミュージック
フォーマット : CD
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ツィゴイネルワイゼン~パッション~ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲、他
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諏訪内晶子、イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管弦楽団
発売日 : 2019/09/04
レーベル : ユニバーサル ミュージック
フォーマット : CD
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シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲
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諏訪内晶子、サカリ・オラモ&バーミンガム市交響楽団
発売日 : 2018/06/20
レーベル : ユニバーサル ミュージック
フォーマット : Hi Quality CD
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フランク:ヴァイオリン・ソナタ、武満徹:悲歌、R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ
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諏訪内晶子、エンリコ・パーチェ
発売日 : 2016/04/06
レーベル : ユニバーサル ミュージック
フォーマット : SHM-CD
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プレリューディオ~諏訪内晶子ベスト・セレクション
プレリューディオ~諏訪内晶子ベスト・セレクション
諏訪内晶子
発売日 : 2013/01/30
レーベル : ユニバーサル ミュージック
フォーマット : SHM-CD
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ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲集
諏訪内晶子、ルルー、ヨーロッパ室内管(SHM-CD限定盤)
発売日 : 2008/12/03
レーベル : ユニバーサル ミュージック
フォーマット : SHM-CD
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チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
諏訪内晶子、キタエンコ&モスクワ・フィル
発売日 : 2000/06/21
レーベル : ワーナーミュージックジャパン
フォーマット : CD
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エトヴェシュ:協奏曲集
エトヴェシュ:協奏曲集
諏訪内晶子、エマール、エトヴェシュ&エーテボリ響、BBC響、他
発売日 : 2015/04/04
レーベル : Budapest Music Cente
フォーマット : CD
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