東京フィルハーモニー交響楽団

チョン・ミョンフン ©上野隆文

1911年創立。日本で最も古い歴史と伝統を誇るオーケストラ。約130名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督にチョン・ミョンフン、首席指揮者にアンドレア・バッティストーニ、桂冠指揮者に尾高忠明、大野和士、ダン・エッティンガー、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフを擁する。

Bunkamuraオーチャードホール、東京オペラシティ コンサートホール、サントリーホールでの定期演奏会、「平日/休日の午後のコンサート」などクラシック音楽を広く普及させる自主公演の他、新国立劇場のレギュラーオーケストラとしてオペラ・バレエ演奏、『NHKニューイヤーオペラコンサート』『ブラボー!オーケストラ』『名曲アルバム』などの放送演奏により全国の音楽ファンに親しまれる存在として、高水準の演奏活動とさまざまな教育的活動を展開している。また、海外公演も積極的に行い、国内外の注目を集めている。

1989年からBunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を結んでいる。また東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。

昭和62 年度芸術祭賞、平成7 年度芸術祭大賞、平成16年度芸術祭優秀賞、また「音楽の未来遺産」三善晃管弦楽作品シリーズ3 公演のライヴCD(カメラータ・トウキョウ/平成20年10 月)が平成20 年度芸術祭優秀賞を受賞した。他に、昭和59 年度に第8 回音楽之友社賞と第8 回ゆとりすと賞(味の素社)、平成13 年度ミュージック・ペンクラブ賞(クラシック部門/日本人アーティスト)などを受賞している。

(2018年10月現在)

指揮者

  • 東京フィルハーモニー交響楽団 チョン・ミョンフン
    ©ヴィヴァーチェ

    名誉音楽監督

    チョン・ミョンフン

    1953年韓国ソウル生まれ。マンネス音楽学校とジュリアード音楽院でピアノと指揮法を学ぶ。1974年チャイコフスキー・コンクール ピアノ部門で第2位。その後、ロスアンジェルス・フィルにてジュリーニのアシスタントとなり、後に副指揮者となる。ザールブリュッケン放響の音楽監督および首席指揮者(1984~1989)、オペラ座バスティーユの音楽監督(1989~1994)、ローマ・サンタチェチーリア管の首席指揮者(1997~2005)、フランス国立放送フィルの音楽監督(2000~2015。現在は名誉音楽監督)にも 就任、1997年に本人が創設したアジア・フィルハーモニー管の音楽監督も務める。2001年東京フィルハーモニー交響楽団のスペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーに就任、2010年からは桂冠名誉指揮者、そして2016年9月からは名誉音楽監督に就任。韓国では2006年より2015年までソウル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めた。2012年からは、シュターツカペレ・ドレスデンの首席客演指揮者にも就任。ピアニストとして室内楽公演に出演するほか、アジアの若い演奏家への支援、ユニセフ親善大使、アジアの平和を願う活動など、多岐にわたり活躍している。

    (2016年9月現在)

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