読売日本交響楽団


読売日本交響楽団は1962年、クラシック音楽の振興と普及のために読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビのグループ3社を母体に設立された。
アルブレヒトやスクロヴァチェフスキなど、世界的なアーティストが歴代の常任指揮者を務めており、2019年4月、第10代常任指揮者にドイツを代表する名匠セバスティアン・ヴァイグレが就任。現在の指揮者陣には首席客演指揮者のコルネリウス・マイスター、山田和樹をはじめ、桂冠指揮者のシルヴァン・カンブルラン、名誉指揮者のテミルカーノフ、名誉客演指揮者の尾高忠明、さらに特別客演指揮者に小林研一郎が名を連ねており、日本を代表するオーケストラとして活発なコンサート活動を行っている。
2015年3月には、12年ぶりとなる欧州公演をカンブルランの指揮で行い、現地の音楽関係者から、「長い歴史にふさわしく洗練された響きを持つ」と最上級の評価を受けた。2017年11月にはメシアンの歌劇〈アッシジの聖フランチェスコ〉(全曲日本初演)が好評を博し、『音楽の友』誌の「コンサート・ベスト2017」で第1位となった。
現在、名誉顧問に高円宮妃久子殿下をお迎えし、新たなプログラムを発信し続ける《定期演奏会》を軸に、休日の昼間に東京芸術劇場で開催する《土曜・日曜マチネーシリーズ》など、充実した演奏会を多数開催している。
社会貢献活動として、公益財団法人「正力厚生会」のがん患者助成事業に協力する「ハートフル・コンサート」を続けるとともに、小中学校での「フレンドシップ・コンサート」も手掛けている。また、中規模ホールにアンサンブルを届ける地域密着型の「サロン・コンサート」やアマチュアオーケストラの支援活動など、音楽文化のすそ野拡大でも地道な努力を続けている。
《定期演奏会》などの様子は日本テレビ「読響シンフォニックライブ」で放送されている。
また、2014年のソチ五輪から表彰式などで使用される「君が代」の演奏を務めている。東京芸術劇場とは事業提携を結んでおり、多くのコンサートのみならず、シアターオペラへの出演や、教育関連事業など、多彩なプロジェクトを共同で展開している。
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