
はじめてのクラシック
クラシックが聴きたいけど何から聴けばいいのか・・・そんな初心者の皆さんに贈る名曲5選
2020年07月04日
はじめてのクラシックでは、クラシック音楽入門としておすすめの曲をご紹介!
7月も始まり、梅雨真っ盛り。毎日雨が続き、晴れ間が見える日が少ないですが、みなさんお元気ですか?夏に近づいている証拠…ではありますが、この時期をまずは何とか乗り越えないと!今回は、梅雨にぴったりでこの季節を楽しめる名曲を揃えました。クラシックを聴いてすっきり気分転換しましょう♪
※記事の中でご紹介しているCD、DVD、Blu-rayなどの商品には、動画内の演奏は収録されておりません。
1. ドビュッシー / 『版画』より第3曲「雨の庭」
ドビュッシーが作曲したピアノ曲集『版画』の第3曲目。『映像』とともに印象主義音楽の音楽として人気を博しています。この曲はフランスの童謡「ねんねよ坊や」、「もう森へは行かない」の2曲からモチーフがとられており、初演ではアンコールが求められたほど聴衆に気に入られました。ただ寂しく雨が降るだけではなく、遊び心や晴れ間も感じるこの曲はまさに今の季節にぴったりです。
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発売日 : | 2012/11/20 | レーベル : | 若林工房 | フォーマット : | CD |
2. ブラームス / ヴァイオリンソナタ第1番『雨の歌』
ブラームスがオーストリア南部のヴェルター湖畔の避暑地で作曲したヴァイオリンソナタ。歌曲『雨の歌』の主題を用いているためこのように呼ばれている作品です。この主題は第3楽章に使われています。始まりから明るく、聴いているだけで気持ちよくヴァイオリンの旋律に酔いしれることができます。それぞれの楽章も全く違う性格を持っており、とても面白いです。是非、最後までお聴きください。
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発売日 : | 2003/12/17 | レーベル : | キングレコード | フォーマット : | Hi Quality CD |
3. ショパン / 前奏曲第15番『雨だれ』
ショパンがフランスの女流作家とスペインのマジョルカ島に滞在していた際に作った作品。この時期はちょうど雨が多く、その影響からこの名曲が誕生しました。そこで第15番『雨だれ』を含む全24曲の前奏曲を作り、現在も多くのピアニスト・聴衆に愛されています。決して暗くないのですが、どこか物憂げなこの曲は、お外に行けない雨の日に家で聴くのにぴったり。良いムードに浸れそうです。
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4. 雨の樹素描 / 武満徹
日本の作曲家・武満徹は雨や水をテーマにした曲を多く作曲していました。その中でも特にこの『雨の樹』はよく知られている曲です。日本の梅雨、湿度の高さを知っているからでしょうか、他の作曲家が表現する「雨」より親近感を持て、感情に寄り添ってくれるかもしれません。決して外側に向かうエネルギーの多い曲ではありませんが、内に秘めた重力を感じる一曲です。
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5. ラヴェル / 『水の戯れ』
ラヴェルがパリ音楽院在学中に作曲した曲で、師のフォーレに献呈された曲。ラヴェルはフランスの前衛的作曲と思われがちですが、実は古典的な要素も持ち合わせています。当時、同時に初演された『亡き王女のためのパヴァーヌ』はまさにそのような曲で好評だったものの、この『水の戯れ』はあまり喜ばしい評価を受けませんでした。しかし、水がおどけてくすぐり合っているようなこの曲は徐々に認められて現在に至ります。
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