はじめてのクラシック ~ 夏に聴きたい名曲5選

はじめてのクラシック 名曲5選

あっという間に夏本番! 今年はいつもの夏と少し勝手が違う・・・ とお嘆きの方もいるかと思いますが、こんな時こそお家で涼みながらクラシックを聴くのはいかがですか? 夏の風物詩を音楽で味わう。この時期にぴったりの名曲をご用意しました。

※記事の中でご紹介しているCD、DVD、Blu-rayなどの商品には、動画内の演奏は収録されておりません。


 

1. リスト / 『巡礼の年』第3年より「エステ荘の噴水」

フランツ・リストのピアノ独奏曲集『巡礼の年』の第3年に収められている「エステ荘の噴水」は、「水」をテーマにしたフランス印象派のピアノ曲の中でも特に代表的な一曲と言えるでしょう。はじける水しぶき、プリズムのようにきらめく水滴、美しく透き通った清流。変幻自在な水の動きを、繊細なトリルやトレモロ、独特のハーモニーで見事に表現しています。また、この曲にインスパイアされて書かれたというラヴェルの「水の戯れ」やドビュッシーの「水の反映」も、涼を呼ぶひんやりとしたピアノ曲としてとても人気があります。

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愛の夢~ピアノ名曲集
愛の夢~ピアノ名曲集
ホルヘ・ボレット
発売日 : 2013/01/15
レーベル : Decca Virtuoso
フォーマット : CD

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2. ヴィヴァルディ / 『四季』より「夏」

イタリアの作曲家ヴィヴァルディによる、春夏秋冬の情景を描写した協奏曲集『四季』。その中でも、CMやドラマなどでもよく耳にする「春」や「冬」はご存知の方も多いかと思いますが、こちらの「夏」も負けず劣らずの名曲なんです。容赦なく照りつける太陽に疲弊する人々や羊の群れ、大バエ小バエの大群、眠りを邪魔する激しい稲妻と雷鳴、農作物をなぎ倒す大嵐・・・ この季節ならではの“疎まれモチーフ”のオンパレード。爽やかでアッパーな夏の雰囲気をイメージして聴くと完全に肩透かしを食ってしまいますが、昨今の記録的な猛暑や異常気象に符合するという点では、逆にリアルな夏を感じることができるのでは?

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協奏曲集『四季』
協奏曲集『四季』
クレーメル、アバド&ロンドン交響楽団
発売日 : 2015/05/20
レーベル : ユニバーサル ミュージック
フォーマット : CD

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3. ヨハン・シュトラウスll世 / 雷鳴と稲妻

前掲したヴィヴァルディの「夏」をはじめ、クラシックには雷や嵐をテーマにした楽曲が多く存在します。モーツァルトの舞曲「雷雨」やベートーヴェンの交響曲第6番『田園』第4楽章「雷雨、嵐」といった物々しい雰囲気が漂うものもあれば、ポルカ・シュネル(高速ポルカ)形式で書かれたこの「雷鳴と稲妻」のようにちょっぴりユーモラスな“狂騒曲”も。雷がけたたましく鳴り響く様子を性急なリズムと打楽器のアンサンブルで、真夏のスコールさながら、あっという間のできごととして描写。突然の雷雨の中、「くわばら、くわばら」と人々があわてふためき逃げまどう、そんなシーンが思わず目に浮かんできます。

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ニューイヤー・コンサート1992
ニューイヤー・コンサート1992
カルロス・クライバー&ウィーン・フィル
発売日 : 2016/12/07
レーベル : ソニーミュージック
フォーマット : Blu-spec CD 2

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4. ドビュッシー / 『前奏曲 第2巻』より第12曲「花火」

今年の夏は、残念ながら多くの花火大会が中止や延期となっていますが、せめて音楽で花火気分を味わってみてはいかがでしょうか。ドビュッシーのピアノのための前奏曲集、その第2巻を締めくくる「花火」は、フランス革命記念日(7月14日)に開催される祝祭の夜に打ち上げられた花火を表現したもので、曲の終わりではフランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」の一節がかすかに聞こえてくるという演出も仕掛けられています。大小さまざまな花火が色彩豊かに咲き誇る情景や、祝賀のにぎわいと祭りのあとの一抹の寂しさのコントラストが巧みに描かれた、盛夏のナイトアウトが楽しみにくい今だからこそ聴きたくなる一曲かもしれません。

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前奏曲集第1巻、第2巻
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クリスティアン・ツィマーマン
発売日 : 2016/07/20
レーベル : ユニバーサル ミュージック
フォーマット : SHM-CD

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5. ヘンデル / 『水上の音楽』第2組曲より第2曲「アラ・ホーンパイプ」

バロック期を代表する作曲家ヘンデルによる管弦楽組曲。ときのイギリス国王が夏のテムズ川で舟遊びに興じるためのBGMとして作られ、またその際、50人ものオーケストラを別の船に乗せてこの曲を演奏させたというエピソードも残されています。開放感いっぱいの爽やかなメロディと軽快なリズムが楽しめる「アラ・ホーンパイプ」は、まるで自然豊かな谷川の清流で涼をとっているかのような気分に。トランペットとホルンの掛け合いも印象的。「聴いていると元気が出る」という人も多いそうで、モチベーションを上げたいときやポジティブになりたいときにもおすすめです。

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組曲『王宮の花火の音楽』、組曲『水上の音楽』
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クーベリック&ベルリン・フィル
発売日 : 2012/05/09
レーベル : ユニバーサル ミュージック
フォーマット : CD

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