2019年06月25日
はじめてのクラシック~愛の名曲5選

はじめてのクラシックでは、クラシック音楽入門としておすすめの曲をご紹介!
クラシックで気持ちを伝え合いましょう!色々な愛にまつわる名曲を揃えているので、大切な人と一緒に聴いてみて下さい。
1. エルガー / 愛の挨拶
イギリスの作曲家、エルガーが作曲した曲で、ピアノ独奏版、ヴァイオリンとピアノ編など様々な編曲が残されています。エルガーはキャロライン・アリス・ロバーツとの婚約の記念にこの『愛の挨拶』を捧げました。キャロラインとの結婚は年の差(キャロラインは8つ年上)、宗教や身分の違いから反対されていましたが、それを押し切ったのでした。エルガーはキャロラインが亡くなるまで、32年間仲良く連れ添いました。そんな愛の象徴がこの曲なのです。豊かで美しいこの曲は多くの人に愛されています。
2. シューマン / 『ミルテの花』より「献呈」
シューマンが作曲した歌曲。結婚式の前日に「愛する花嫁へ」と、妻のクララに贈りました。その時、純潔の象徴であるミルテの花で歌曲集を飾ったと言われています。この『ミルテの花』は愛するクララと結婚することのできたシューマンの喜びと幸せに溢れた歌曲なのです。中でも一曲目の『献呈』はとても美しい、愛する人に捧げた愛の曲。シューマンの愛を感じながら聴いてみて下さい。
3. チャイコフスキー / 眠りの森の美女
チャイコフスキーの作曲したバレエ音楽。チャイコフスキーはいくつかバレエ音楽を作っていますが、その中でも一番長く、名曲が沢山詰まっています。中でも有名で演奏される機会が多いのは『ワルツ』。オーロラ姫の16歳の誕生日パーティーでの踊りで、ディズニー映画ではオーロラ姫がフィリップ王子とともに歌う愛の歌『いつか夢で』として知られています。魔法にかけられた眠った姫が王子の口づけで目覚めるという、王道のラブストーリー。
4. モーツァルト / コジ・ファン・トゥッテ
モーツァルトの作曲したオペラ。ある姉妹はふたりとも恋人にぞっこん。そんな中恋人たちは、自分の彼女が本当に自分たちのことを裏切らないか試すのでした。そして、それぞれの恋人が入れ替わり姉妹を口説いて…?!コジ・ファン・トゥッテとは「女はみなこうしたもの、恋人たちの学校」という意味。本当の愛の姿を是非見届けて下さい。
5. シューマン / 『女の愛と生涯』より「あの人に出会ってから」
シューマンが作曲した歌曲。シューマンは同じ時期に同じジャンルの作品を多く作っており、この作品は歌曲の年と言われる1840年に作曲されています。これはミルテの花を作曲したのと同じ年です。女性が未来の夫となる男性と出会い、結婚し死別するまでを描いています。おすすめは第1曲『あの人に出会ってから』。「あの人に出会ってから あたしは何も見えなくなったみたい」と恋する気持ちを美しく歌います。
▼おすすめディスク▼

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