2019年12月27日

葛西修平《読売日本交響楽団》オーケストラリレーインタビュー ~みんなで広げようオケトモの輪!~

読売日本交響楽団 トロンボーン 葛西修平 オケトモ

 取材依頼書-読売日本交響楽団 葛西修平様 

このたびは『ひびクラシック』の名物企画「オーケストラリレーインタビュー ~みんなで広げようオケトモの輪!~」の取材をお引き受けいただき、誠にありがとうございます。
こちらが5つのルール・諸注意となりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

① 完全指名制です。

② 次の指名は、ご自身の所属するオケと一つ前の人が所属するオケ以外の方でお願いします。

③ できればご自身と違う楽器奏者の方をご指名ください。

④ 質問は全部で10個あります。

⑤ あなたのファンが急増するかもしれませんので、どうぞお気を付けください。

< 日本フィル:照沼夢輝さん

 

ー 指名者の照沼さんの印象やエピソードなどがあれば教えてください。照沼さんからは、葛西さんは水戸第三高校時代のライバルで、「当時僕についてどう思っていたかを聞きたい」と伝言を預かっています。

はい、ここ(前回の記事)に書いてある通りで間違いありません(笑)。照沼とは水戸三高・音楽科で初めて出会って、以後3年間ずっと同じクラスでした。最初から「こいつは何なんだ?」という印象ですね。群れることなくひとり飄々として”マイワールド”を持っていて、でも楽器はめちゃめちゃ上手くて、音楽への情熱も凄い。

学校は遅くまで練習できる環境で、照沼はいつも放課後、夜遅くまで個人練習室にこもってずっと練習していましたね。唇が痛くなっても紙を挟んでまだ吹き続けるような、練習の鬼でした。そうかと思えば、練習室のオーディオでお気に入りだったカール・ライスターのCDを大音量で聴いていたり…。とにかく不思議なやつでした。

照沼は、年を重ねる毎にどんどん進化していきました。高3になり、お互いの進むべき道がはっきりしてきた頃には、「こいつはやっぱり藝大に入るやつだ、すごいやつだな」と尊敬に変わっていったような気がします。楽器はますます上手くなっていましたし、本当に何でも知っていて、僕からすると音楽の知識は巨匠級。ずっとブラスっ子だった僕はオケのことは全くの素人だったのですが、質問すると「これはね…」と何でも教えてくれましたし、アドバイスもくれました。もちろん楽器が違うので音域やできることは違いますが、音楽をやっているという点では同じ。今思えば照沼から得るものはいっぱいありました、当時はバチバチでしたけど(笑)。

大学に進学後、照沼が日本フィルに入ったと聞いたときは、大学3年にして早くも入ったかと思いましたし、また自分のことのように嬉しかったですね。今はこうしてお互いオケに入って、やっとちゃんと話ができるようになりました。照沼は同級生でもあり、付き合いの長い仲間。照沼のことならいくらでも喋れます(笑)。

 

読売日本交響楽団 トロンボーン奏者 葛西修平

 

ー 人生最高の演奏会(自身が演奏したものでも聴いたものでも)を教えてください。

読響で晴れて正団員になった2017年8月、ちょうどそのときに開催されたファビオ・ルイージ指揮の特別公演です。ルイージさんが、セイジ・オザワ松本フェスティバルの後に忙しいスケジュールの合間をぬって来てくれたんです。プログラムは「ドン・ファン」、ハイドンの交響曲第82番「熊」、「英雄の生涯」の3曲で、そのうち僕は「ドン・ファン」と「英雄の生涯」に乗りました。もう、言葉にならないほど感動しましたし、その場にいられて本当に幸せなコンサートでした。

リハーサル初日は始まる前からオケも少しピリッとした雰囲気で、「英雄の生涯」から始まったんですが、その最初の瞬間の音が、それまで読響で全く聴いたことのないものでゾワっとしました。目の前で弾いている弦楽器のメンバーが全員、「凄いことが起きるぞ!」という表情をしていました。今でもタクトを振り下ろしたあの瞬間の音は忘れられません。不思議な体験でした。ちなみに公演初日の8月24日は僕の23回目の誕生日で、個人的にもとても感慨深い、忘れられない1日になりました。

 

ー 人生最高のCDを教えてください。

ホルスト・シュタイン指揮/バンベルク交響楽団「アルプス交響曲」(1988年録音)のCDです。東京音大で吹奏楽版を演奏する時にイメージをつかむためにオリジナルを聴かねばと思い、ホルンの水野信行先生から教えていただきました。水野先生がバンベルク響で首席ホルン奏者として演奏しているんですが、ホルンソロがもう素晴らしくて…! 水野先生は、24年間もバンベルク響の首席奏者として活躍されていたんですよね。バンベルク交響楽団の音は独特の響きがあると思うんですが、とにかく金管が強烈。トランペットがパキーン!という音で格好いいんです!

 

アルプス交響曲
アルプス交響曲
ホルスト・シュタイン&バンベルク交響楽団
発売日 : 2002/06/26
レーベル : Ariola Japan
フォーマット : CD

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ー あらゆる職業の中から音楽家として生きていることについて、どういった使命を感じていますか?

大学で教員免許を取得するときに、老人ホームの介護体験が必須で5日間実習に参加しました。毎日間近で接するうちに仲良くなって、「何か演奏してよ」ということになり、みんなで企画してコンサートをやったんです。知っている曲を演奏すると、すごく懐かしそうな顔をされたり、口ずさんでくださったりして。音楽は形がないものだけれど、聴いている人の心をほっこりさせる力がありますよね。

一方で、まったく逆の場合もあって。先日、テミルカーノフさんの指揮でショスタコーヴィチの交響曲第13番「バービ・ヤール」をやったんですが、演奏を通して、第二次世界大戦下のロシアの重苦しく厳粛な雰囲気というものをすごく感じました。歴史を知らない人にも、その場の空気をこの音楽は伝えようとしているんだなというのを実感することができたんです。

要するに、人間の生活にとって音楽は切っても切れないものだと思うんです。クラシックだってポップスだってそう、特に歌は人のとても近くにあるものですよね。僕も音楽を通じて、誰かの心に残るものを届けたいし、それができるように最善を尽くしたいと思っています。

 

読売日本交響楽団 トロンボーン奏者 葛西修平

 

ー 楽器を始めたきっかけ、プロの演奏家になりたいと思ったきっかけや時期は?

トロンボーンは小学4年生の時に始めました。小学校に金管バンド部があって、最初は格好いいなと思ったトランペットを希望していたんですが、第二希望のトロンボーンになりました。顧問の先生がものすごく怖いんですけど素晴らしい方で、本番を作り上げる楽しさとか緊張感が印象に残っています。自分では全然覚えていないんですが、小学校の卒業文集に「トロンボーン吹きになりたい」と書いているんです。この頃から人と一緒に吹くのが大好きで、それこそ「誰かと一緒に吹きたい」という気持ちがずっとあったからここまで続けてこれたのだと思っています。

中学校では吹奏楽部に入り、ソロコンテストに出場したりもしましたが、やっぱりみんなで一緒に吹くのが何よりも楽しかった。高校にあがる頃には「ずっと吹き続けたいな」という思いは漠然とあって、レッスンを受けていた先生が水戸三高でも教えていたのと、当時は楽器で推薦入学できるということもあって、水戸三高の音楽科に進学しました。高校でも吹奏楽三昧。顧問の先生は「賞(をとるん)じゃなくて、音楽をするんだ」ということをいつもおっしゃっていました。

プロを意識するようになったのは高3で進路を決める頃でしょうか。担任の先生から「地元の教員を目指すなら茨城大学教育学部にも音楽科があるよ」と言われて少し惹かれつつ、一方でもし楽器を続けるなら東京音楽大学に行きたいという思いもあって、そのどちらかの選択を迫られたときに両親に相談したんです。そうすると父が「先生になるなら茨城大学でもいいけど、本当にやりたいことはどっちなんだ?」と。正直、学校の先生になるのもありかなという気持ちもあったんですが… でも改めて「自分が今やりたいことは何だろう?」と自問したとき、「吹き続けたい」という答えがはっきりと出た。それで東京音大を受験することに決めたんです。父は直接言葉にはしませんでしたが、音楽に携わる仕事がしたいという僕の胸の内をすでに分かっていて、「楽器で食べていく覚悟を持て」ということを伝えたかったんだと思います。

東京音大を選んだ理由は、高校2年の頃に友達と行った〈東京音楽大学シンフォニック ウインド アンサンブル〉に感動したからです。100人以上の学生が全員全乗りの舞台。「すごい大学だな!ブラスで入れるのならここに行こう!」と思いました。またレッスンを受けていたトロンボーンの箱山芳樹先生(元・日本フィル/現・千葉交響楽団)が同じ東京音大で教えていたのも理由のひとつでした。

 

読売日本交響楽団 トロンボーン奏者 葛西修平

 

ー どうやってオーケストラに入ったのですか?

大学2年生でオーケストラ・スタディをやるようになり、それまでの吹奏楽一辺倒からオーケストラ作品に触れる機会が増えました。3年生の頃には授業のほかにも学内の有志でオケを組んでいろいろな曲を吹きまくったりして、「オーケストラって面白いじゃん!」と。思えば高校の吹奏楽部で、オケ曲の編曲版をよく演奏していたことも、習得する上での良い基礎になっていたんじゃないかなと思います。

また、新たに指導教官に加わった呉信一先生(元・大阪フィル首席奏者)との出会いも大きかったです。呉先生とお会いしていなかったら、僕はオーケストラにはいなかったと思います。明るくて気さくな人柄と関西弁、そして圧倒的なパワフルさ! 毎週バストロンボーンの後輩たちと一緒に呉先生のレッスンに行って、チャイコフスキーやブルックナー、ブラームス… 本当にたくさんのオケスタを3人で吹きました。「オケだったらこれくらいで吹いたらええよー」って早口の関西弁でバーッと教えてくれて、食らいついていくのに必死。1時間のレッスンもあっという間でした。さらに先生は「空き時間、どんどん部屋に来なさい」と言ってくださったので、しょっちゅう通っていました。僕は先生の音も大っっ好きで、先生がオーケストラに乗った公演はできる限り聴きに行きました。

オーケストラのオーディションを受けるようになったのも大学2年の頃。その年の後半には読売日本交響楽団の2番奏者の募集があって、(読響・首席奏者の)桒田晃さんのいるオケで一緒に吹きたいと思いました。高校時代に桒田さんの公開レッスンを受けたことがあったのと、実は小学生のとき一番最初に買ったCDが桒田さんのソロ作品『カラーズ』で、ずっと聴いていたんです。1次審査を通過して、2次審査の会場に行ったら、僕以外の受験者はみんな他のオーケストラの首席奏者をやっている方で、学生で通過したのは僕ひとり、すごくアウェイでした…。

結局このときは【合格者なし】で、再びチャンスをいただいたのが大学4年の秋。さすがにかなりの危機感をもっていたこともあり、「絶対このオケに入る!これを逃したらもうチャンスはない!」という強い覚悟で臨みました。たぶん僕の演奏を良しと思わなかった方もいると思うし、音楽的にも卵にすらなれないような未熟な状態だったとは思いますが… 合格をいただいて。すでに日本フィルに入団していた照沼からも電話で「おめでとう」と言われました。

そうして大学4年の冬、2017年1月から試用期間が始まりました。これまで吹奏楽ばかりやってきたので本当にオーケストラのことは右も左も分からず、どこにどう合わせていいのかさえも… 日々どうしよう?これでいいのかな?という状態。トロンボーンは1ポジションに1人で、3人でハーモニーを作らないといけないのですが、僕がどぎまぎしていると他のメンバーも出られなくなってしまいます。入団から2年くらいは色んなことがありすぎて… 本当にセクションのみなさんに助けていただいて今があるんだなと感謝しています。

 

ー この楽器だけは自分には無理!という楽器はありますか?

#9の荒木奏美さんの回で、彼女が「待つのが苦手だからトロンボーンは無理」と言っていましたが、僕からすると「オーボエこそ無理!」と声を大にして言いたいですね(笑)。あんなにずっと吹き続けて、しかもあらゆる色を出すなんて。息継ぎも大変そうだし…。逆にトロンボーンは「待つのも仕事」ですが、僕は全然平気。いくらでも待っていられます(笑)。

ヴァイオリンもやってみたいなとは思いますが、無理だろうな…。3歳くらいからスタートしている人には敵わないなって思います。同じ土俵に立つのが申し訳ないくらい。オーケストラに入ってからは、いろいろな楽器が素敵な音を出しているなあと感じるようになって、特に弦楽器が大好きになりました。読響ではコンマスの(長原)幸太さんもヤスさん(ソロ・ヴィオラ奏者の鈴木康浩さん)も音楽に対する情熱がすごくて、自分もこうありたいなと。その人たちが作ってくれた流れに乗っかって「イエーイ!」と出ていくのがトロンボーン(笑)。だから絶対にぶち壊してはいけないので、いい音楽をみんなで共有できるように、まずはそこを聴く耳を磨いていかなきゃいけないなと思っています。

あとは、ホルンもできないですね。あんなに小さなマウスピースでトロンボーン以上の広い音域を吹いて、しかも音程をバシッと決められる。頭が上がりません。そう考えると、トロンボーンがやっぱり一番性に合っているんだと思います。それも1番じゃなくて2番トロンボーン。僕はサブリーダータイプで、「やればできる」と周りから押し上げられても怖くなって引いちゃう。それよりも、1番奏者が怖い思いをしているときに少しでも助けてあげたいし、何をやっても安心していられるようなチームの一員として、3人一緒に気持ちいいハーモニーを作り出すことができればとにかく嬉しい。あと2番奏者は、1番とバスの間で、裏で(ハーモニーを)操作することができるのも楽しいんです(笑)。

 

読売日本交響楽団 トロンボーン奏者 葛西修平

 

ー もしタイムマシンが実在したら、いつのどこに行きたいですか?

やっぱり、カラヤンなどの巨匠たちがいて各国のオーケストラが固有のカラーを持っていた時代にタイムスリップして、その音を生で聴いてみたい。僕はまだ留学経験もないし、海外旅行にも行ったことがないので、あらゆる時代の、いろいろな国の空気を感じてみたいです。

もう一つ、音楽を始める前の小さい頃に戻ってみたいですね。音楽以外の道を選んでいたらどうなっていたのかなと想像することがあります。音楽をやっていたからこそ経験できたこともたくさんありましたが、例えば子どもの頃サッカークラブにも通っていたので、もしサッカーをもっと続けていたら、あるいはもっと勉強を頑張っていたらどんな人生になっていたのかな?とか。周りには音楽と全く関係のない仕事をしている友人もいて、彼らの話を聞くとすごく面白いんです。僕は自分には音楽しかないと思っていたので、それに命をかけるしかなかったんですが、視野がもう少し広かったらなと思うことはあります。

 

ー お休みの過ごし方は?

もっぱらインドア派です。午前中はゆっくりして、午後は練習と次の公演の準備をして、気付いたら1日が終わっています。休日の一番の楽しみは、録りだめておいたテレビ番組を観ること。小さい頃からテレビっ子で、実家でごはんを食べている時はいつもテレビがついていました。今は一人暮らしだから、特に音がないと寂しいというのもあるかもしれません。

母や姉の影響もあってか、昔からテレビドラマが大好きです。元々ミーハーで流行りには乗りたいタイプでもあるので (笑)、クールのはじめには各局ドラマの初回を必ずチェックして、今後も観続けるかどうかをジャッジするんです。ジャンルのこだわりはないんですが、まあ恋愛ものは観ちゃうかな… OLかっていうくらいキュンキュンしながら(笑)。「ノーサイドゲーム」「半沢直樹」など池井戸作品も好きで、流れは分かっているのについつい観ちゃう。今季のドラマでは、「同期のサクラ」「G線上のあなたと私」「4分間のマリーゴールド」の3本が特に面白かったですね。バラエティー番組も好きで、「櫻井・有吉THE夜会」や「LIFE」は必ずチェックしていますね。部屋でひとりゲラゲラ大笑いして観ていますが、防音なので安心です(笑)。

 

ー では最後に、次の“オケトモ”をご指名いただけますか。

札幌交響楽団の副首席トランペット奏者・鶴田麻記さんです。僕は大学生の頃、藝大のトランペットの学生と遊ぶことが多くて、鶴田さんとも学校の枠を超えて有志オケや金管アンサンブルをやったりする中で知り合いました。彼女も藝大生で同じ学年でしたが、すでにコンクール入賞歴もあって、すごく気になる存在でした。

実際に音を合わせてみると、意思を持ったバシッとした音で「こんなにしっかり吹くんだ!」「いい音だな!この人すげーな!」とかなり衝撃を受けました。金管五重奏でトランペットが上手いと、輪郭がはっきりするんです。トロンボーンは支える側になることが多いんですが、一緒にやっていて本当に吹きやすかった。普段の見た目はフワッとしているんですが、楽器を持つと様変わりする人の典型かも。とにかく度胸があり、すごく肝が据わった演奏をするなという印象が強いですね。

 

葛西修平(かさい しゅうへい)

茨城県水戸市出身。9歳よりトロンボーンを始める。東京音楽大学卒業。これまでにトロンボーンを木村達也、箱山芳樹、呉信一の各氏に師事。室内楽を田中眞輔、津堅直弘、アンドレ・アンリ、水野信行の各氏に師事。

2015年 学内オーディション合格者によるソロ・室内楽定期演奏会にて管弦打楽器七重奏「兵士の物語」を演奏。
2017年 東京音楽大学卒業演奏会に出演。 現在、読売日本交響楽団トロンボーン奏者。

 



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