教えて!ひびクラシック~あなたの疑問にお答えします vol.3

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クラシックファンの皆さまですら、「そういえばこれって・・・なんだろう?」と思わず疑問を抱いてしまうこと、ありませんか?この「教えて!ひびクラシック」では、そんな疑問・質問にひびクラ調査団のガーシュウィンとプッチーニ(注:ハンドルネーム)が全力でお答えしていくコーナーです。

立春も過ぎ、春がやってまいりました。
(まだまだ寒いですが・・・)

こんにちは。ひびクラ調査団のプッチーニです。

プッチーニ滑り台で遊ぶ

前回より、引き続き 「オーケストラには野球の球団のように本拠地(ホール、会場)はあるの?あるとしたらそれぞれどこ?」 第2弾をお届けいたします。

おかげさまで好評をいただいており(コメントは閑散としておりますが・・・)、プッチーニのやる気も全開です。ありがとうございます。

早速ですが、今回の第2弾は「東京周辺」・・・と思いきや、東海地区より西へと歩を進めたく思っております。

前回でもご紹介いたしましたが、こちらが公益社団法人日本オーケストラ連盟「日本のプロフェッショナル・オーケストラ年鑑 2017」正会員データを基に作成した、連盟に加盟しているプロフェッショナル・オーケストラの表です。こちらを基に、今回は、東海地区、北陸地区、中国地区、九州地区の5つのオーケストラをご紹介。次回は近畿地区を攻め込み、最後に東京&神奈川を制覇したく思っております。

公益社団法人日本オーケストラ連盟
「日本のプロフェッショナル・オーケストラ年鑑 2017」正会員データを基に作成

 

セントラル愛知交響楽団

1983年ナゴヤシティ管弦楽団として発足、1997年に現在の名称へと変更、2013年に創立30周年を迎えているセントラル愛知交響楽団。定期演奏会が三井住友海上しらかわホール、愛知県芸術劇場コンサートホール、さらに電気文化会館ザ・コンサートホールでも行われています。
どのオーケストラでも幼児や学生を対象とした教育的な公演を行っていますが、このオーケストラのこうした公演の多彩さが凄い。授業や学校行事で使われている体育館がコンサート会場に大変身する「オーケストラがやってきた!」をはじめ、芸術鑑賞会の問い合わせにも、オーケストラ、アンサンブル、室内楽と編成についても相談に応じ、さらに参加型のコーナーや、オリジナルの音楽劇までをどーんと提案しています。

オリジナルの音楽劇は子どもたちとの共演になるのだとか。子どもの時分にプロのオーケストラと共演できるなんて、うらやましいですねー。

セントラル愛知交響楽団 公式サイト

 

名古屋フィルハーモニー交響楽団

1966年に結成された名古屋フィルハーモニー交響楽団は、“名フィル”の愛称で地元住民からも慕われているオーケストラ。ウィーン・フィルとウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバーを中心に特別編成されたオーケストラ「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」との共演でも知られています。
メインホールは愛知県芸術劇場コンサートホール。シーズンごとにテーマを設けている「定期演奏会」は、意欲的な内容に定評があります。2019-2020シーズンは<マスターピース>シリーズ、毎回の演奏会についているタイトルが秀逸です(個人的には6月の<危機の傑作>、11月の<破天荒の傑作>にドキドキします)。ほかにも親しみやすい「市民会館名曲シリーズ」や障がいのある方を対象とした「福祉コンサート」など、バラエティに富んだ年間約120回の演奏会を実施。音楽鑑賞教室など教育にも力を入れているほか、まちかどコンサートなど市民がクラシック音楽に親しむ機会を作る活動を積極的に行っているようです。創立から50年を越えた名フィルは、地元密着型といえますね。

名古屋フィルハーモニー交響楽団 公式サイト

 

オーケストラ・アンサンブル金沢

1988年に、多くの外国人を含む40名からなる日本最初のプロの室内オーケストラとして石川県と金沢市が設立したのがオーケストラ・アンサンブル金沢。金沢駅前に開館した石川県立音楽堂を本拠地としています。世界的アーティストとの共演による定期公演や、北陸、東京、大阪、名古屋での定期公演などを行うほか、海外公演も実施、さらに作曲家とオーケストラが期間契約を結び、その間に新作を提供したり顧問的な役割を果たす制度「コンポーザー・オブ・ザ・イヤー」の実施で、多くの委嘱作品を初演、CD化もしています。ほかにもジュニア・オーケストラの指導、学生オーケストラの指導と共演、邦楽との共同制作事業など、子どもたちの育成・音楽文化の普及活動や、合唱団や福祉コンサート、「新人登竜門コンサート」など多岐にわたる活動を行っています。2018年に創立30周年を迎えたばかり、ますます意欲的。現在も多くの外国人が所属する、日本では数少ないオーケストラです。

オーケストラ・アンサンブル金沢 公式サイト

 

広島交響楽団

1963年に「広島市民交響楽団」として発足。1970年に改称、1972年のプロ改組以来、国際平和文化都市“広島”を本拠地とし、中・四国を代表するプロオーケストラとして活躍しているのが広島交響楽団。キャッチフレーズは「Music for Peace ~音楽で平和を~」、平和の象徴である“鳩”がモチーフとなったロゴが目印で、まさに国際平和文化都市のオーケストラです。地域の音楽文化普及への貢献はもちろん、演奏活動を通じて平和メッセージを発信して世界平和へも貢献することを方針として掲げており、定期演奏会や海外公演のほかに、「平和の夕べ」コンサートを開催するなど、積極的な平和のための発信を行っています。メインホールは広島文化学園HBGホール。アステールプラザ、広島国際会議場フェニックスホールなどでも開催するほか、廿日市市、呉市、福山市、島根県内などでも定期演奏会を行っています。

広響にもオーケストラの支援の一環として支援自動販売機が!さらに支援は楽団に向かうばかりでなく、音楽を学ぶ若者たちへも向けられているのも素晴らしい。また、サンフレッチェ広島、広島東洋カープとともに広島が誇る3大プロが広島の元気の創出・地域活性化を図ることを目的にコラボレーション活動「P3 HIROSHIMA」も行っています。平和への願いと地元への愛情が深いオーケストラですねー。

広島交響楽団 公式サイト

 

九州交響楽団

1953年に活動を開始、九州一円の常設オーケストラとしてアジアの交流拠点都市“福岡”に本拠地を置くのが九州交響楽団。アクロス福岡シンフォニーホールをメインホールとし、定期演奏会や名曲・午後のオーケストラを開催、さらに北九州芸術劇場大ホールや北九州市立響ホールでの北九州定期演奏会、FFGホールでの天神でクラシックなど多会場での演奏会を行っています。

九響は、なんと福岡市交通局の「SUBWAY DIET」というプロモーション活動に賛同、「SUBWAY DIET MUSIC」を提供しています。歩きながら聴けるウォーキングBGMをWEBで配信(定期更新)したり、地下鉄の構内で九響の音楽を聴くことができるなど画期的な試みを行っています。ほかのオーケストラと同じように教育にも注力しているばかりでなく、九響定期公演の聴きどころを教えてくれる「クラシック講座」を開催(無料!)するなど、オーケストラを身近に感じてもらうための努力が凄い。市民に寄り添っている感じが素敵ですよねー。

九州交響楽団 公式サイト

 

まだまだ続きます!お楽しみに。

 

「教えて!ひびクラシック」への疑問を大募集

冒頭で申し上げました通り、この「教えて!ひびクラシック」は皆さまからの疑問・質問を募集しております。応募ページに調べてほしいことをどしどしお書き込みください。
ひびクラ調査団のガーシュウィンとプッチーニが皆さまに代わって誠心誠意お調べいたします。

応募ページはこちら

 

《vol.4に続く》