教えて!ひびクラシック~あなたの疑問にお答えします vol.4

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クラシックファンの皆さまですら、「そういえばこれって・・・なんだろう?」と思わず疑問を抱いてしまうこと、ありませんか?この「教えて!ひびクラシック」では、そんな疑問・質問にひびクラ調査団のガーシュウィンとプッチーニ(注:ハンドルネーム)が全力でお答えしていくコーナーです。

 

こんにちは。ひびクラ調査団のプッチーニです。

こんな調子でPCに向かっていると、肩の凝り、首の凝りが絶好調です。
「肩を回すといいよ」と言われますが、それがまた痛かったりします。肩凝りフリーになるには道のりは険しいようです。

 

引き続き「オーケストラには野球の球団のように本拠地(ホール、会場)はあるの?あるとしたらそれぞれどこ?」をお届けします。今回は第3弾です。

 

これまでの記事はこちらから
第1弾「北海道・東北・北関東編」
第2弾「東海・北陸・中国・九州編」

 

毎度お馴染みとなりつつあります、公益社団法人日本オーケストラ連盟「日本のプロフェッショナル・オーケストラ年鑑 2017」正会員データを基に作成した、連盟に加盟しているプロフェッショナル・オーケストラの表。こちらを基に、前回ご案内いたしました通り、今回は近畿地区を攻め込みます。

公益社団法人日本オーケストラ連盟
「日本のプロフェッショナル・オーケストラ年鑑 2017」正会員データを基に作成

 

京都市交響楽団

1956年4月に、日本で唯一の自治体直営のオーケストラとして創立された京都市交響楽団。“京響”(読み方:きょーきょー)の愛称で親しまれています。1995年秋に京都コンサートホールがオープン、それ以降このホールが京響のメインホールとなっています。
西日本で初めての子どもを対象とした定期的な演奏会を始めた楽団でもある京響は、そうした教育的な活動はもちろん、「みんなのコンサート」や「おでかけコンサート」、「ふらっとコンサート」などを各地区で定期的に開催したり、「スプリング・コンサート」や「オーケストラ・ディスカバリー」など新企画をスタートさせるなど、幅広い聴衆へ音楽の素晴らしさを伝えるため、年々進化を遂げています。

どのオーケストラでもSNSが主流ですが、京響はブログがかなり充実。その名も「今日、京響?」。きょーきょーきょー、です。関西の遊び心を感じますが、中身は至って真面目、演奏会の模様が多くの写真とともに都度アップされています。演奏会の内容を詳細にわたり読むことができるので、演奏会に行かれた方も、これから行ってみたいと思っている方にも有意義なブログとなっています。

京都市交響楽団 公式サイト

 

大阪交響楽団

1980年「大阪シンフォニカー」として創立、2001年1月に「大阪シンフォニカー交響楽団」となり、2010年4月に現在の形となった大阪交響楽団。2000年に本拠地が大阪府堺市へ移転、メインホールはザ・シンフォニーホールといずみホールです。愛称は“大響”(だいきょう)。
子どもを対象とした公演を行っている楽団は多けれど、「0歳児コンサート」と銘打って定期的に行っている楽団として注目度が高いです。歌のお兄さんとお姉さん、さらにはプロジェクションマッピングを駆使して乳児に本物を届ける偉業を成し遂げています。“乳幼児入場お断り”となることが多い中、素晴らしいです。
大阪交響楽団の公式サイトには、公演で演奏する曲目の細かな解説、さらに指揮者からのメッセージなどを演奏会ごとに見ることができるほか、2020年で楽団創立40周年を迎えるにあたり音楽関係者による「私から見た大阪交響楽団史」やコラム、「楽団員の部屋」と銘打ったインタビューや新人団員紹介など、とても充実しています。かなりの読み応えです。

大阪交響楽団 公式サイト

 

大阪フィルハーモニー交響楽団

1947年に「関西交響楽団」という名称で創立、1960年に現在の形となった大阪フィルハーモニー交響楽団。愛称は“大フィル”(だいふぃる)。メインホールはフェスティバルホールです。活動拠点の大阪フィルハーモニー会館は、事務局や練習場として使用しているだけではなく、スタジオやホールの一般貸出もしています。
定期演奏会はもちろん、桂冠指揮者・大植英次氏のプロデュースの「大阪クラシック」という大阪市内が一週間クラシック音楽であふれる、大阪から文化芸術を発信するイベントにも力を入れており、過去には大阪城西の丸庭園において野外公演「星空コンサート」を手掛けていました。歴史の長さに甘んじず新しい試みに挑戦する姿勢が光るオーケストラです。

大阪フィルハーモニー交響楽団 公式サイト

 

関西フィルハーモニー管弦楽団

1970年ヴィエール室内合奏団として発足、後にヴィエール・フィルハーモニックとなり、1982年1月関西フィルハーモニー管弦楽団として新発足したオーケストラです。メインホールはザ・シンフォニーホール、ほかにいずみホールでも定期的に演奏会シリーズを行っています。愛称は“関西フィル”。
人間の営みから生まれた音楽……『ヒューマニズム』をテーマに、聴衆の心に感動と勇気を伝えるべく活動を展開、地域密着を重視し関西出身の若手アーティストも積極的に起用しています。2014年10月からは、BSテレ東の音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」に首席指揮者の藤岡幸夫氏と共に出演し、クラシック音楽の裾野を広げる活動にも一役買っています。

関西フィルハーモニー管弦楽団 公式サイト

 

日本センチュリー交響楽団

大阪府のオーケストラとして1989年に発足、府民からの公募で大阪センチュリー交響楽団と命名。2011年に大阪府から独立し、現在の形となった日本センチュリー交響楽団。愛称は“センチュリー”。メインホールはザ・シンフォニーホールですが、ほかにもいずみホールでのいずみ定期演奏会、豊中市立文化芸術センターでの名曲シリーズと、大阪府下3拠点で定期的な演奏会を開催しています。
楽器に触れて、音を出したり指揮したりできるオーケストラ体感コンサート「Touch The Orchestra」、特別支援学校コンサート、ユースオーケストラの運営といった次世代への教育プログラムも積極的に行い、街の身近なオーケストラとして楽しんでもらうための地域連携事業や、病院コンサートや星空ファミリーコンサートなど広く活動の場を広げています。ドラゴンクエストシリーズの音楽で知られる作曲家すぎやまこういち氏が顧問に就任されてもいます。
また、「センチュリー・ウェブ・マガジン」と銘打ったブログも充実。演奏会のプログラムやソリストの詳細など、事前学習にもピッタリの内容がギュギュっと詰め込まれています。

日本センチュリー交響楽団 公式サイト

 

兵庫芸術文化センター管弦楽団

阪神・淡路大震災後10年を経て生まれたのが、兵庫芸術文化センター管弦楽団です。震災後10年が経った2005年の秋、文化復興の街のシンボルとして「兵庫県立芸術文化センター」がオープンし、そこの専属オーケストラとして誕生しました。もちろんメインホールは兵庫県立芸術文化センターです。愛称は“PAC”(パック)。
指揮者・佐渡裕氏が「本当につくりたかった未来系のオーケストラ」であるこの楽団は、これまでのクラシックのイメージにとらわれず、アイディアにとんだコンサートプログラムを提供しています。半数が外国人メンバーという、日本国内ではレアなオーケストラなのですが、さらに驚かされるのがコアメンバーは毎年オーディションにて選定、最短1年間という短期間でメンバーが入れ替わることです。それ故か、「メンバーを紹介します」の充実が素晴らしい。まるで芸能事務所の公式サイトのように美しく撮影された楽団員の皆さんを見ることができます。
センターの専属オケという特徴から、他のオーケストラ同様に定期演奏会などを含む公演と合わせて、センター事業の公演での演奏も積極的に行っている、特色あるオーケストラです。

兵庫芸術文化センター管弦楽団 公式サイト

 

お次は東京・神奈川へと続きます!お楽しみに。

 

「教えて!ひびクラシック」への疑問を大募集

冒頭で申し上げました通り、この「教えて!ひびクラシック」は皆さまからの疑問・質問を募集しております。応募ページに調べてほしいことをどしどしお書き込みください。
ひびクラ調査団のガーシュウィンとプッチーニが皆さまに代わって誠心誠意お調べいたします。

応募ページはこちら

 

《vol.5に続く》