2020年09月11日
ひびクラ女子リアル育成PJ~いつきさんの場合 Op47

このプロジェクトは、ある日ひびクラ編集部に声を掛けられた、クラシック初心者の新入社員いつきさん(仮名だけど実在!)が、あれこれ分からないことをクラシックファンの皆さんによるユーザー投票で教えてもらい、その結果を真面目に体験していくという、SNS連動型のリアル育成プロジェクトです。
まだまだ厳しい残暑が続いていますね。
先日、ようやく観劇することができました。
なんと5か月ぶりの劇場。こんなことは高校生以来ないかもしれません。
(ミュージカル大好き芸人)
感染対策ばっちりで挑む観劇、対策ばっちりの劇場・客席。
少し慣れない雰囲気はありましたが、やはり生音・生歌・生パフォーマンスを目の当たりにすると、何にも代えがたい高揚感が沸いてきます。
リアルな場でしか味わえないこの感覚を、これからどのような新しい形式で享受することができるのか…?
そんな未来を予想するのも、ちょっと面白いかもしれませんね。
そんなこんなで自粛生活で失いかけていた活力を少しだけ取り戻したいつきです。
さて、前回は『はじめてのクラシック』厳選の「スポーツといえばこれ!」な名曲の中から、皆さんのお気に入りを伺いしました。
いつも投票ありがとうございます!
1番人気は、オッフェンバック作曲 喜歌劇『天国と地獄』序曲となりました。
ん~、『天国と地獄』というオペラの作品名自体は聞いたことがあったのですが、
はて、これが「スポーツといえばこれ!」なクラシック?
どうもクラシック=室内で優雅に嗜むもの、みたいなイメージが強すぎて…
そもそもスポ根魂に火が点くような(?)クラシック曲ってあるのでしょうか?
でもジョン・ウィリアムズと古関裕而の曲はどちらも“オリンピック”と付いているし、入場行進的な…??
歌劇『アイーダ』は知っているけど、古代エジプトを舞台にしたこの作品にそんな走り回るシーンありましたっけ…?!
…色々推測してしまいますが、ひとまずは一通り聴いてみましょう。
まずはジョン・ウィリアムズ作曲、オリンピック・ファンファーレとテーマ。
~♪~♪~♪~
おお!なんだか聴いたことがある!『はじめてのクラシック』の記事にも説明がありますが、ジョン・ウィリアムズは『ハリー・ポッター』『スター・ウォーズ』などの有名な映画音楽を手掛けている作曲家なのですね。確かにこの曲も、壮大で迫力のある、そしてテーマ性が色濃く表れている曲だなぁと感じます。これだけ管楽器のインパクトが強いと、すごく勢いを感じますね!これもクラシック曲なのか~。
次は古関裕而作曲の、オリンピック・マーチ。
(朝ドラ『エール』の題材になった作曲家!ということで少しワクワク。)
~♪~♪~♪~
これも聴いたことある!!
こちらは“マーチ”と言うだけに、歩速を揃えやすそうな分かりやすさが特徴。私もこの曲で入場行進したこと、絶対あるなぁ。レトロな雰囲気も感じるものの、シンプルで親しみやすいメロディがしっくりくるのは、作曲家自身が大衆音楽で成功を収めている経緯があるからでしょうか。(朝ドラウォッチャー的考察)
さて、お次は1番人気だったオッフェンバック作曲の喜歌劇『天国と地獄』序曲です。
~♪~♪~♪~
これまでの2曲が勢いを感じる曲調だったので、正直こちらは序盤だけ聴くと「あれ、普通にクラシックじゃない…?」という感想…。
しかし!当然それで終わりなはずもなく、やってまいりました“この曲知ってるゾーン”。動画7分30秒を過ぎたあたりから、いきなり始まる運動会。もはや「赤組はやい、白組負けるな」のアナウンスが聴こえてきます(笑)。運動会のTHE定番といった曲ですが、なぜこの曲が使われるようになったのか…その背景が気になります。
最後はヴェルディ作曲、歌劇『アイーダ』より凱旋行進曲を。
~♪~♪~♪~
なるほど、こちらはサッカーの定番曲でしたか!これを聴くと、知らない人同士でも肩を組んで共に応援したくなるような、団結感が芽生えますよね。(今はできないですが…)同時に闘争心も燃えてくる気もしますので、今回の「スポーツと言えばこれ!」私的No.1はこの曲かな~と思います。でもまさか『アイーダ』の曲だったとは、かなり意外でした。
さて、今回も4曲聴いてみましたが、「クラシックでスポーツってそういうことね!」という新たな発見ができて新鮮な思いです。
何も、室内で優雅に嗜むだけがクラシックではないのですね。
演奏で人々の心を震わせ、団結させる、そんなパワーを持つクラシック曲の存在を知れたことが、今回の収穫でした。
これだけスポーツにぴったりな曲を聴いてしまうと、気分はすっかり運動の秋…
そう思ったのですが、振り返ってみれば今年の夏、自粛生活のせいでほとんど夏らしいことができていません。
これで25歳の夏を終わらせていいのだろうか…?なんて、ちょっとした焦りも(笑)。
せめて気分だけでも…という事で、次は少しだけ季節をさかのぼって“夏”にぴったりのクラシックの名曲を聴こうと思います。
はじめてのクラシック 2020/8/12
はじめてのクラシック ~ 夏に聴きたい名曲5選
あっという間に夏本番! 今年はいつもの夏と少し勝手が違う・・・ とお嘆きの方もいるかと思いますが、こんな時こそお家で涼みながらクラシックを聴くのはいかがですか? 夏の風物詩を音楽で味わう。この時期にぴったりの名曲をご用意しました。
この記事の中から、4曲をチョイス。
■リスト / 『巡礼の年』第3年より「エステ荘の噴水」
■ヴィヴァルディ / 『四季』より「夏」
■ヨハン・シュトラウスll世 / 雷鳴と稲妻
■ヘンデル / 『水上の音楽』第2組曲より第2曲「アラ・ホーンパイプ」
今回のスポーツ編が思っていた以上にパワーのあるラインナップだったので、夏編も直射日光を感じる明るい曲が多いのかな?と期待する反面、曲名からしてちょっと陰がありそうな曲もいくつかありますね、、
果たして私は取りこぼした2020年の夏を回収することができるのか?!
次回もこうご期待ください!(笑)
さあ、いつきさんに「夏に聴きたい名曲」を教えてあげましょう!
こちらのTwitter投稿から投票をお願いします。
※投稿にはTwitterアカウントの作成が必要です
🐣『ひびクラ女子リアル育成プロジェクト』Op.47
▶ https://t.co/ntUYtW4RRV25の夏は仕事に遊びによくばりタスク。とはいえ今年は非リア気味・・・ならばと、いつきさんはクラシックで夏のエグみを味わいなおす方向へ。まだ夏は終わらない (キリッ
「夏に聴きたい名曲」を教えてあげましょう!
— ひびクラシック (@hibiclassic) September 11, 2020
「おうちで楽しむクラシック」の関連記事
特集 2020/5/22
はじめてのクラシック~おうち時間にぴったり!オペラの名曲5選
おうち時間も長くなってきましたが、どのようにお過ごしでしょうか?自分のライフスタイルを再確認した方、これから新しく何かに挑戦してみようとしている方…みなさんにおすすめしたいのがオペラ!
特集 2020/5/10
はじめてのクラシック~リモートワークがはかどる名曲5選
現在、新型コロナウイルス対策でリモートワークをしている方も多いのでは。いつものオフィス環境と違って自宅だとなかなか仕事が進まないという声も…。そんな方たちにおすすめしたい、作業がはかどる名曲を集めました。
ニュース 2020/4/23
クラシックやオペラの無料動画配信コンサートでおうち時間を楽しもう!
新型コロナウイルスの影響によるコンサートの中止・延期が相次ぐ中、多くの演奏家、オーケストラ、またコンサートホール/劇場がライブ動画配信やアーカイブ映像の配信を行っています。おうち時間が多い今だからこそ、至福の音楽を楽しみませんか?
関連商品

発売日 : | 2019/03/20 |
レーベル : | ユニバーサル ミュージック |
フォーマット : | SHM-CD |

発売日 : | 2018/11/02 |
レーベル : | WARNER ERATO |
フォーマット : | CD |

発売日 : | 2016/01/15 |
レーベル : | Warner Home Of Opera |
フォーマット : | CD |

発売日 : | 2015/05/20 |
レーベル : | ユニバーサル ミュージック |
フォーマット : | CD |

発売日 : | 2016/12/07 |
レーベル : | ソニーミュージック |
フォーマット : | Blu-spec CD 2 |

発売日 : | 2012/05/09 |
レーベル : | ユニバーサル ミュージック |
フォーマット : | CD |
関連記事
-
ユーザー投票2020/8/21
ひびクラ女子リアル育成PJ~いつきさんの場合 Op46
このプロジェクトは、ある日ひびクラ編集部に声を掛けられた、クラシック初心者の新入社員いつきさん(仮名だけど実在!)が、あれこれ分からないことをクラシックファンの皆さんによるユーザ...
-
ユーザー投票2020/10/23
ひびクラ女子リアル育成PJ~いつきさんの場合 Op49【最終回】
このプロジェクトは、ある日ひびクラ編集部に声を掛けられた、クラシック初心者の新入社員いつきさん(仮名だけど実在!)が、あれこれ分からないことをクラシックファンの皆さんによるユーザ...
-
ユーザー投票2020/4/10
ひびクラ女子リアル育成PJ~いつきさんの場合 Op41
このプロジェクトは、ある日ひびクラ編集部に声を掛けられた、クラシック初心者の新入社員いつきさん(仮名だけど実在!)が、あれこれ分からないことをクラシックファンの皆さんによるユーザ...
ユーザーコメント
コメントを投稿する