2018年12月21日

ひびクラ女子リアル育成PJ~新入社員いつきさんの場合 Op.5

ひびクラ女子リアル育成プロジェクト

このプロジェクトは、ある日ひびクラ編集部に声を掛けられた、クラシック初心者の新入社員いつきさん(仮名だけど実在!)が、あれこれ分からないことをクラシックファンの皆さんによるユーザー投票で教えてもらい、その結果を真面目に体験していくという、SNS連動型のリアル育成プロジェクトです。

< 前の記事:Op.4

こんにちは、いつきです。
クリスマスも間近ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 

前回は皆さんの「ショパンのバラードならこれ!」を投票頂きました。
たくさんの投票ありがとうございます!

結果、第1番が一番人気でしたね。ググったところ、フィギュアスケートの羽生結弦選手が平昌オリンピックで使った曲なんだとか。他にも映画『戦場のピアニスト』でも使用されていて、とても有名な曲らしいです。

 

へー!それでは早速!と意気込んだところに、ひびクラ編集長登場。

編集長「どうせなら第4番まで全部聴いてみたら?」

 

妥協を許さない編集長…。まぁ、今回「全部聴いてほしい」というコメントも多かったので(コメント下さった方もありがとうございます!)、せっかくですし第4番まで全て聴くことにしましょう…!

 

ショパンのバラード第1~4番をダウンロードし、一通り聴いてみました。

~♪~

おっと、これは…
私がクラシックに疎すぎるのでしょうか?第1番すら聴いたことがない!!
一回ではイメージが掴み切れなかったので、繰り返し聴いてみることにしました。

 

~♪~♪~♪~♪~

繰り返し聴くことで、やっと景色がぼんやり思い浮かんできました。

ひびクラ女子

まず第1番。どこか物悲しく、でも美しい印象です。湖の真ん中で風に吹かれている一隻のボートの絵が頭に浮かんできました。色で言うと青。所々現れる明るいシーンでは、水面が月光を浴びてキラキラ光っているようなイメージです。

 

次に第2番。入りは穏やかなのに、突如雷に打たれるような衝撃的な展開に。激しい怒りというよりは、やり場のない憤りの中で右往左往しているような印象です。色で言うと黒。「チャーン!チャチャチャチャ↓ドゥルルルル↑」このフレーズが耳から離れない(笑)。

 

次は第3番。とても華やかな曲調です。色はゴールド。「たーん たーん たーん…」というリズムが何回か出てきますが、音の重なりや強さによって同じリズムも違って聞こえます。最後の方はなぜか、処刑前最後の舞踏会で踊り狂うマリー・アントワネットの姿を思い浮かべました。妄想が飛躍しすぎでしょうか?(笑)

ひびクラ女子育成

 

最後は第4番。入りは暗く、足取りが重い雰囲気。途中明るい場面もありますが、やがて雲行きが怪しくなり…いきなり曲がブツっと切れてしまいます。しかし油断していると、「ここからがクライマックス!」と言わんばかりの緊張感・疾走感のあるメロディーが!ジェットコースターに乗っているような感覚に陥りました。色は…ごめんなさい分かりません(笑)。

 

…ショパンのバラード第1~4番を全て聴いてみました。 
特に深い理由はありませんが、なんとなく「おっ」と思ったのは第2番です。直感的に気になったのですが、これが好みなのかな?

 

しかし正直なところ、今回はこの連載史上一番聴くのに苦労しました(笑)。全体的に大人な雰囲気も強く、「今、私、クラシック聴いている!!!」感がハンパなかったです(伝われ)。

 

と、そんな率直な感想をひびクラ編集長に報告。

編集長「うーん、ついでにショパンのスケルツォも聴いてみよっか」

 

妥協を許さない編集長…。スケルツォ?またしても初耳学。どうやらイタリア語で「冗談」を意味する言葉らしいです。ほお、なんだかとっつきやすそうですね。

 

ショパンのスケルツォはまたしても4曲。

■スケルツォ第1番 ロ短調Op.20

■スケルツォ第2番 変ロ短調Op.31

■スケルツォ第3番 嬰ハ短調Op.39

■スケルツォ第4番 ホ長調Op.54

4曲のうち、皆さんのおすすめを今回も投票で教えてください!他にもおすすめがあったらぜひコメントで教えてくださいね。お待ちしております!

 

さあ、いつきさんにあなたの「ショパンのスケルツォならこれがおススメ!」を教えてあげましょう!

こちらのTwitter投稿から投票をお願いします。

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ショパン『4つのバラード』『4つのスケルツォ』(※試聴できます)
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  • 2018/12/22 **i**asen*

    バラードの2番はなかなか激情的ですよね、ダイナミックな曲がお好みなのかな。 それにしても今回は色のたとえとか、感想がいつも分かりやすくて好印象です。