2019年02月22日
ひびクラ女子リアル育成PJ〜新入社員いつきさんの場合 Op.12

このプロジェクトは、ある日ひびクラ編集部に声を掛けられた、クラシック初心者の新入社員いつきさん(仮名だけど実在!)が、あれこれ分からないことをクラシックファンの皆さんによるユーザー投票で教えてもらい、その結果を真面目に体験していくという、SNS連動型のリアル育成プロジェクトです。
こんにちは、いつきです。
マイブームは花粉症対策です。おすすめは甜茶です。
さて、前回は「 グレン・グールドの『ゴルトベルク変奏曲』ならこっち!」をお伺いしました。
投票下さった皆さん、ありがとうございます!!
1955年録音と1981年録音。1955年録音の方がちょっとだけ投票数が多かったですね。
やはり1955年録音はグールドのデビュー作ですし、ファンにとっても特別な演奏なのでしょうか。
とは言え「どっちも好きで選べない!」という意見も多かったから、両方ともいい演奏であることには違いないはず!
ということで、張り切ってまいりましょう。
今回こそ、違いが分かる女になります。(前回の違いが分からない女編はこちら)
まずは1955年録音から。
~♪~♪~♪~♪~♪~
~♪~♪~♪~♪~♪~
ちょっと待って、長くない??
~♪~♪~♪~♪~♪~
~♪~♪~♪~♪~♪~
一曲で38分間。変奏曲恐るべし…。
一曲と言っても、この『ゴルトベルク変奏曲』はテーマとなる旋律Aria+30のバリエーション+Ariaの再来(da capo)の合計32曲で構成されています。
Ariaに次々と装飾が加えられ、バリエーションを追うごとに段々と変化していき…
バリエーション5くらいで私は一体何を聴いているのか分からなくなりました(笑)。
最後にAriaがもう一度現れた時には、「あれ、こんな曲知らない」状態に。
細かく見れば軸となっている旋律は同じはずなのになぁ…。
でもそれだけ変化に富んでいるので、聴いていて楽しいです。
ひとまず1981年録音も続けて聴いてみましょう。
~♪~♪~♪~♪~♪~
…お?
~♪~♪~♪~♪~♪~
…これは、、、
~♪~♪~♪~♪~♪~
…長いけど、、、
~♪~♪~♪~♪~♪~
!!!!!!!
違い、分かる!!!
(嬉しい!!!!!!)
同じ人が演奏する同じ曲。
とは言え、確かに1955年録音とは別物ですね。
Aria最初の一音目から音色が全然違う。驚きました。
1981年録音は全体で51分間と、1955年録音と比べて約10分間も長いのです。
1955年録音の後に聴いたからか、とってもゆっくりに感じました。
印象を簡潔に言うと、1955年の演奏が“動”で1981年録音が“静”。
真逆の言葉を当てはめてたくなる程、それぞれが特徴的です。
1955年録音は速度も速く、鍵盤を撫でているような弾き方を想像します。やや荒っぽい印象もあるけど、イキイキしていて情熱的。体の内側から熱くなるような感覚を覚えました。
対して1981年録音は、すごく堅実的でしっかりとした演奏。色々噛みしめて、握りしめて、着実に歩いていくイメージです。心が鎮静されていくような感じがしました。
これは確かに好みを問われても難しいですね。
強いて言うなら…
明るい曲調のバリエーション20や29だったら1955年録音、
シリアスなバリエーション21や、キレイ目なバリエーション28だったら1981年かなぁ。
って、強いて言えていないですね(笑)。
そんなこんなで感想をひびクラ編集長に報告。
いつき「違いが分かる女です」
編集長「得意げだね」
今回ばかりは渾身のドヤ顔です。
編集長「バッハはどうだった?」
どうだった?と聞かれましても…
今回2つの演奏がまるで別ものだったから、バッハ像がまだ掴めていないのです。
あ、さすがにバッハさんは知っていますよ。
音楽室にいましたからね。
バッハ、ベートーヴェン、モーツァルト、滝廉太郎。音楽室のスタメン4
彼が活躍したのは18世紀・バロック時代のドイツだそうです。
ベートーヴェンやモーツァルトよりも早い時期なのですね。
18世紀というと、日本は江戸時代。
世界の裏側では何が起きているかわかりません。
編集長「バッハはピアノ以外にも色々な分野の曲を書いているから、気分転換に違う楽器も聴いてみようか」
編集長「例えばチェロとか……あれ、チェロって知ってる??」
小ばかにしてくる編集長。
チェロくらい知っています!大きいヴァイオリンですよね!
でもチェロはベースの楽器だと思っていたから、それ単体の演奏ってあまりイメージないなぁ。
編集長によると、バッハの『無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007』が有名らしいです。
ひとまず「バッハ チェロ組曲 名演」で検索。
またしても呪文のような名前がたくさん出てきました。
今回は皆さんに、「バッハの『無伴奏チェロ組曲』ならこの人!」という奏者をお伺いしましょう。
■パブロ・カザルス
■ピエール・フルニエ
■ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
■ヨーヨー・マ
ヨーヨー・マって、高校の英語の教科書に載っていたような…
なんとなく選んでみましたが、他にもオススメの奏者がいたらコメントで教えてください!
さあ、いつきさんに「バッハの『無伴奏チェロ組曲』ならこの人!」を教えてあげましょう!
こちらのTwitter投稿から投票をお願いします。
※投稿にはTwitterアカウントの作成が必要です
🐣『ひびクラ女子リアル育成プロジェクト』Op.12
▼https://t.co/8pVymwhf2k“違いのわかる女”になったとドヤ顔のいつきさん
次は #バッハ 繋がりで #チェロ の曲に挑戦です「バッハの『#無伴奏チェロ組曲』ならこの人!」を教えてあげましょう!#ひびクラ女子 #ひびクラ #育成 #リアル育成
— ひびクラシック (@hibiclassic) 2019年2月22日

発売日 : | 2012/08/28 |
レーベル : | Sony Classical *cl* |
フォーマット : | CD |

発売日 : | 2016/12/07 |
レーベル : | ソニーミュージック |
フォーマット : | Blu-spec CD 2 |

発売日 : | 2016/12/07 |
レーベル : | ソニーミュージック |
フォーマット : | Blu-spec CD 2 |

発売日 : | 2011/09/16 |
レーベル : | WARNER MASTERS |
フォーマット : | CD |

発売日 : | 1996/07/25 |
レーベル : | DG ARCHIV ORIGINALS |
フォーマット : | CD |

発売日 : | 2014/09/30 |
レーベル : | WARNER CLASSICS |
フォーマット : | CD |

発売日 : | 2015/04/22 |
レーベル : | ソニーミュージック |
フォーマット : | CD |
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