2019年03月01日

ひびクラ女子リアル育成PJ〜新入社員いつきさんの場合 Op.13

ひびクラ女子リアル育成プロジェクト

このプロジェクトは、ある日ひびクラ編集部に声を掛けられた、クラシック初心者の新入社員いつきさん(仮名だけど実在!)が、あれこれ分からないことをクラシックファンの皆さんによるユーザー投票で教えてもらい、その結果を真面目に体験していくという、SNS連動型のリアル育成プロジェクトです。

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こんにちは、いつきです。

今月、クレジットカードの引き落としが恐ろしいことになっておりました。
お金の管理には気を付けましょうね(to 自分)。

 

さて、前回は皆さんに「バッハの『無伴奏チェロ組曲』ならこの人!」を伺いました。
いつもたくさんの投票ありがとうございます!

 

接戦の結果、パブロ・カザルスが1番人気に輝きましたね。

 

パブロ・カザルス。20世紀初頭から活躍したスペインのチェリストだそうです。
おいしいチーズケーキを焼いてくれそうなお名前。

 

バッハの『無伴奏チェロ組曲』は6番まであるのですね。
ひとまず今回は、ひびクラ編集長おすすめの『無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007』をチョイス。

 

まず演奏を聴く前に、タイトルについている“BWV”がちょっと(高級外車みたいで)気になったので触れておきます。

 

これはBach-Werke-Verzeichnis (「Bach=バッハ」の「Werke=作品」の「Verzeichnis=目録」)の頭文字らしく、日本語では“バッハ音楽作品目録”と呼ばれるものなんだとか。

 

この目録、なんと!バッハ本人が付けているわけではないんですって!
(クラシックファンにとっては常識?)

 

ちなみに“BWV”はドイツの音楽家、W=シュミーダーが付けたらしい。。。

 

え?勝手に??

 

私がバッハだったらちょっと物申したくなりますね(笑)。

 

…そろそろ本題に入りましょうか。

 

カザルス演奏の『無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007』を聴いてみました。

~♪~♪~♪~

~♪~♪~♪~

 

おお! 聞き覚えある!!
“THE 式典”といった、厳かな曲です。

 

曲の構成は

・前奏曲(Praeludium)
・アルマンド(Allemande)
・クーラント(Courante)
・サラバンド(Sarabande)
・メヌエット(Menuetto)
・ジーグ(Gigue)

 

全部合わせて16分ほど。
前回の『ゴルドベルク変奏曲』しかり、永遠に続くのではなかろうかという曲を何回か聴いてきたので、今回の16分はすごく短く感じました(笑)。圧倒的成長。

 

考えてみれば、チェロの音を意識して聴いたのは人生初の経験かも。
これまでピアノ曲をメインで聴いてきたので、チェロの音色は新鮮味がありますね。

 

ピアノ曲を聴くときは、繊細な音に神経を尖らせながら聴いていたのですが、今回はリラックスしながら、すんなり・ゆったり聴けたというのが率直な感想です。

 

そうそう、先週編集長から聞いたのですが、チェロは人の声に近い音を出すらしいですよ。
確かに言われてみれば、人が歌を歌っているようにも聴こえてきます。(言われてみればね。)

 

程よい低音に温かみのある音色、フカフカの羽毛布団に包み込まれているような心地よさ。
リラックスして聴けたのはこれが要因なのかな。

 

そんなところで編集長に感想を報告。

 

いつき「16分は楽勝でした(ドヤ)。チェロ聴きやすいです」

編集長「それは良かった。で、どう?バッハって感じだった??」

いつき「ん?えっと…」

 

5秒前のドヤ顔が少し恥ずかしくなりました。

 

いつき「ごめんなさい、、、バッハって感じとは…?」

編集長「えっ」

いつき「えっ」

 

顔が曇る編集長。
いや、そんなあからさまに落胆しなくても…(泣)。

 

((基礎から学び直しなさい))

 

編集長がそう語りかけてきたのが聞こえてきました(笑)。

 

でも、やはりバッハは“音楽の父”。
興味の赴くままに続けてきたこの連載ですが、ここで一から基礎を学ぶのもいいかもしれません。

 

ということで心機一転、“バッハを深めよう大作戦”はじめます。

編集長「『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』の「パルティータ第2番ニ短調 BWV1004」はとりあえず聴いてほしい」

 

パルティータって響きがかわいいですね(笑)。

 

編集長によると、「パルティータ第2番ニ短調 BWV1004」の終曲「シャコンヌ」が特に有名なんだとか。

 

シャコンヌ…

私の頭の中の「しゃこんぬ」

 

素朴な疑問ですが、なんで弦楽器だと“無伴奏”と付くのでしょう?
ピアノ単体の曲にはついてなかったのに。ヒエラルキーを感じます(笑)。

 

話が逸れましたが、今回は『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』の「パルティータ第2番ニ短調 BWV1004」でおすすめの奏者を伺いたいと思います!

 

■ヒラリー・ハーン

■ヨーゼフ・シゲティ

■ヘンリク・シェリング

■ギドン・クレーメル

 

シゲティ…

 

名前かわいい(笑)。

 

他にもおすすめの奏者がいましたらコメントで教えてください!

 

 

さあ、いつきさんに「バッハの『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』ならこの人!」を教えてあげましょう!

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