2019年04月05日

ひびクラ女子リアル育成PJ〜新入社員いつきさんの場合 Op.17

ひびクラ女子リアル育成プロジェクト

このプロジェクトは、ある日ひびクラ編集部に声を掛けられた、クラシック初心者の新入社員いつきさん(仮名だけど実在!)が、あれこれ分からないことをクラシックファンの皆さんによるユーザー投票で教えてもらい、その結果を真面目に体験していくという、SNS連動型のリアル育成プロジェクトです。

< 前の記事:Op.16

こんにちは。いつきです。

 

あれ?時空が歪んで連載が一週間飛んでしまいました(土下座)

気づいたら社会人2年目に突入しておりました…おはようございます。

 

新元号決まりましたね、「令和」!シュッとしていて個人的にはなかなか好きです。

平成生まれの皆さん、昭和生まれの皆さん、大正生まれの皆さん、明治生まれの皆さん、毎日楽しく頑張りましょう~

 

さて、前回皆さんに投票頂いたのは「バッハのピアノ協奏曲といえば」な奏者でした。

 

結果はグレン・グールドの圧倒的優勝。

 

グールド。以前、ゴルドベルク変奏曲の聴き比べをしたことがある奏者です。私にとってはバッハの入り口となったお方でもあります。(グールドとの出会いはこちら

 

あの時は情熱的な印象が強かったけど、今回はどんな感じなのでしょう?

 

早速「グールド バッハ ピアノ協奏曲」で検索。

 

……!

 

ここで想いもよらぬ出会いが!!!

 

グールドがピアノ演奏を、そしてあのレオナルド・バーンスタインが指揮をしているCDが出ているではありませんか!!

 

バーンスタインと言えば、『ウエスト・サイド・ストーリー』をはじめ数々の傑作ミュージカルを生み出した作曲家。ミュージカル史に名を遺す著名人です。

 

そういえばつい先日、豊洲にある劇場・IHIステージアラウンド東京で『ウエスト・サイド・ストーリー』の上演が決定したばかりなので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。

 

おっと、宣伝みたいになってしましました。

 

 

皆さんオススメのバッハ『ピアノ協奏曲第1番』グールド&バーンスタイン盤を聴いてみましょう。

 

 

~♪~

 

!!!

 

~♪~

 

!!!

 

~♪~

 

 

これ、めちゃくちゃいいですね!!!!

とても好きです。うん、好き!

 

何でしょう、シンプルにかっこいい。一度聴いたら耳から離れない覚えられるインパクトの強さ。

哀愁と上品さを兼ね備えつつ、程よく攻撃的なスタンス。

 

同じメロディが何回も繰り返されるのですが、場面によって表情を変えてきます。

さわやかに微笑んでくれたり、一人浪々と歌っていたり、冷酷な眼差しを向けてきたり…。不安を煽られている間に好きになってしまうやつですね(笑)。

 

協奏曲としても、とても聴きやすいと感じました。ピアノとオーケストラの掛け合いが心地良いです。

バーンスタインの先入観からかもしれませんが、ミュージカル味があると言えばそんな気がしませんか(笑)?いろんな人物がそれぞれ歌って、掛け合って、最終的に一緒にダンスしちゃうみたいな。

 

グールドの演奏はと言うと、ゴルドベルク変奏曲(55年録音)の時感じた“異端児”っぷりよりも、いい意味で落ち着いているような気がします。

一音一音が粒だってはっきりしてはいるけど、抑揚もかなり感じられて…立体的な世界観が見えてくるんですよね。

 

ってあれ、なんだかそれっぽいこと言ってるな私(笑)。

 

 

ちなみにバーンスタインの指揮ではないのですが、せっかくなのでバッハの『ピアノ協奏曲』を何曲か聴いてみました。

 

やっぱり第1番は特別好きですが、次に気になったのは第7番。

 

第1番に比べると少しおしとやか(?)ですが、“洗練された短調”といったスマートな感じが良いですね。協奏曲だけど壮大すぎず、ピアノの音がはっきりと・すんなりと聴けるのもこの曲の気持ちいいポイントです。

 

 

 

今回の感想をひびクラ編集長に報告。

 

いつき「メロディが頭から離れないくらい好きです!第7番もいいですよね」

 

編集長「それは良かった。第7番、同じ曲でヴァイオリン協奏曲もあるんだよ」

 

いつき「???」

 

ググったところ、ピアノ協奏曲の第7番は元々ヴァイオリン協奏曲第1番だったのを編曲して出来た曲なんだとか。

 

へ~!そんなこともあるんですね。

 

 

ピアノとヴァイオリンだと印象変わりそうだし、ちょっと興味あるかも。

 

ということで、次はバッハの「ヴァイオリン協奏曲第1番」を聴いてみたいと思います。

 

「バッハ ヴァイオリン協奏曲」で検索。

 

…ヴァイオリニストってホントたくさんいますよね。

今回はまとめサイトで掲載されていたこの4人の奏者(楽団)の中から、皆さんのおすすめをお伺いしましょう!

 

ラ・プティット・バンド

グリュミオー

ヘンリク・シェリング

アンネ=ゾフィー・ムター

 

そうそう、最近こんなプレイリストを作ったのですよ。

 

「仕事終わりに聴きたいクラシック」

 

疲れているとき、ミスしてヘコんでいるとき…

 

そんなとき、更に気分をずーーんと重くしてくれる曲を集めました(笑)。

今回の『ピアノ協奏曲』第1番と第7番もラインナップ入りです。

 

まさか仕事終わりにクラシックを聴きたくなる日が来ようとは…私、確実に成長しているな???

 

 

それでは良い休日を!

 

さあ、いつきさんに「バッハのヴァイオリン協奏曲ならこれ!」を教えてあげましょう!

こちらのTwitter投稿から投票をお願いします。

※投稿にはTwitterアカウントの作成が必要です

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ヘンリク・シェリング
発売日 : 2005/06/22
レーベル : ユニバーサル ミュージック
フォーマット : CD
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バッハ:ヴァイオリン協奏曲集、グバイドゥーリナ:ヴァイオリン協奏曲
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レーベル : Dg
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