ひびクラ女子リアル育成PJ〜新入社員いつきさんの場合 Op.24

ひびクラ女子リアル育成PJ〜新入社員いつきさんの場合

このプロジェクトは、ある日ひびクラ編集部に声を掛けられた、クラシック初心者の新入社員いつきさん(仮名だけど実在!)が、あれこれ分からないことをクラシックファンの皆さんによるユーザー投票で教えてもらい、その結果を真面目に体験していくという、SNS連動型のリアル育成プロジェクトです。

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最近の微笑み案件。ある日の通勤電車内にて、小学生低学年くらいの2人の少年の会話。

 

少年A「Bくん、6月って日本語でなんて言うか知ってる??正解は水無月でしたー!」

少年B「へー!Aくんすごいね!」

 

その年で陰暦を知っているだなんて、私感心しちゃいました。

 

でも、うん、日本語で6月は『6月』だね。

 

梅雨入りし、気分がイマイチ晴れない今日この頃、こういった小さな微笑み案件をコツコツ溜めていくのを日課にしています、いつきです。

 

さて、前回は「ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番≪皇帝≫ならこの奏者!」をお伺いしました。
いつもたくさんの投票ありがとうございます!

コメントも頂き、とても励みになりました。本当にありがとうございます(泣)

 

そして投票結果ですが…

 

なんと!3つの候補がまさかの同率首位!

 

その3つはこちら↓

■アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
■アルトゥール・ルービンシュタイン
■クリスティアン・ツィマーマン

 

この連載史上初めての事件、恐る恐るひびクラ編集長のもとへ…

 

いつき「これは…いったいどれを聴いたら…」

編集長「じゃあ、3つ全部聴いてみよっか」

 

よっ、ドS \(^^)/!

 

さすがに3つとも真面目に聴いたら私、何かに覚醒してしまいそうなので…
3つの第1楽章の冒頭部分を聴いて、ピンときたものを1つしっかり聴いてみようと思います。

 

それでは、イントロどん!(たぶん用途が違う)

 

~♪~♪~♪~

 

\ピンポン!/

私が直感的に好きだったのは、ずばり≪クリスティアン・ツィマーマン≫です!!

 

正直、大きな違いがあったかと聞かれると微妙ですが…。
でもツィマーマンの演奏を聴いた瞬間、確かに心が「ほわっ」とする感覚を覚えたのです。

 

この気持ちはなんだろ~♪この気持ちはなん~だろ~♪

 

\ピンポン!/正解は中学校の合唱でよく歌われる『春に』でした!(イントロどん)

 

はい、それでは、≪皇帝≫の全編を聴いてみましょう。
全3楽章構成で、演奏時間は約40分ほどです。

 

~♪~♪~♪~

 

まず第一楽章。
冒頭部分絶対どこかで聴いたことある!きっとCMかバラエティー番組かな?中華料理の登場曲にぴったりですよね。≪皇帝≫と言うより、≪皇帝sitting at table≫みたいなイメージ(笑)。

オーケストラの迫力をバーン!と聴かせた後、それに負けず劣らず華やかなピアノの演奏が続きます。途中の短調の場面では、どこか悲し気な皇帝の姿が見えてきそう。孤高を持するとはそういうことなのでしょうか。それでも最後は華やかなメロディに戻り、清々しいフィニッシュ。皇帝も中華料理をおいしく平らげたのでしょう。(世界観…)

 

続いて第2楽章。
第1楽章とは印象がガラっと変わり、落ち着いていて穏やかな曲です。素朴ですが、幻想的で白いベールに包まれているような雰囲気…その中にピアノの粒だった音が響くと、強い芯が一本通るかのごとく曲が立体的に躍動していくのが分かります。自分でも意外ですが、3楽章の中で一番好きだったかも。

 

第3楽章は、第2楽章から切れ目なく続いていきます。
第2楽章で静かに続いていた音が第3楽章で急発展、一気に百花繚乱ムードに。ピアノの音も強く、イキイキと踊っているイメージです。それでも耳がキンキン痛むことはなく、豪快さに寛大さがプラスされているような演奏だと感じました。全てを受け止めてくれそうな雄大さもありますね。

 

ツィマーマンの演奏で何が良かったかと言うと、この大海のような寛大さだったのかな~と思います。
どっしり構えていて、過度な演出は加え過ぎず、かと言って地味というわけでもなく。こういう男性がいたら好きになっちゃいそうです(笑)。

そんな浮かれた感想を編集長に報告。

 

編集長「ツィマーマンがお気に入りとは、中々お目が高いね」

 

聴いた後で編集長に教えてもらったのですが、どうやら私が聴いたCDはツィマーマンのピアノに加え、指揮がバーンスタイン先生、オーケストラがウィーン・フィルと、神コラボの録音だったとのこと。

 

おやおやバーンスタイン先生、最近頻繁にお見掛けしますね。相性がいいのかもしれません。

 

編集長「じゃあ次は、第5番繋がりで『ヴァイオリンソナタ 第5番≪春≫』を聴いてみようか」

 

交響曲第5番≪運命≫、交響曲第3番≪英雄≫、ピアノ協奏曲第5番≪皇帝≫ときて、次はヴァイオリンソナタ第5番≪春≫。

 

≪春≫と言えばヴィヴァルディが真っ先に思い浮かびましたが、ベートーヴェンも春の曲を創るのですね。険しい顔した肖像画の影響か、ベートーヴェンに春のイメージがないので少し気になります。

 

ということで、今回は『ヴァイオリンソナタ 第5番≪春≫』で皆さんのお気に入りの奏者をお伺いしたいと思います。

 

■イツァーク・パールマン

■イザベル・ファウスト

■樫本大進

■庄司紗矢香

 

今回は日本人の方も入れてみました。

 

ヴァイオリンの曲は波乱を巻き起こすの法則…たくさんの投票お待ちしております!

 

~こぼれ話~

先日、編集長から唐突に話かけられたのです。

 

編集長「どう?最近成長感じる?」

 

優しさなのか脅しなのかがイマイチつかめない編集長。

 

成長の自覚はあまりなかったのですが、連載始めた当初の記事など改めて読むとほんと恥ずかしい…楽章とはなんぞや?というところからお勉強しましたからね。その頃に比べれば、だいぶ成長しているような気がしてきました。

 

毎週クラシック音楽を聴く未来も起こりうるのだと、あの朝電車で出会った少年たちにも教えてあげたい今日この頃。

さあ、いつきさんに「ヴァイオリンソナタ 第5番≪春≫ならこの人!」教えてあげましょう!

こちらのTwitter投稿から投票をお願いします。

※投稿にはTwitterアカウントの作成が必要です

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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番が聴ける演奏会はこちら
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