2019年09月06日

ひびクラ女子リアル育成PJ~いつきさんの場合 Op.29

このプロジェクトは、ある日ひびクラ編集部に声を掛けられた、クラシック初心者の新入社員いつきさん(仮名だけど実在!)が、あれこれ分からないことをクラシックファンの皆さんによるユーザー投票で教えてもらい、その結果を真面目に体験していくという、SNS連動型のリアル育成プロジェクトです。

< 前の記事:Op.28

こんにちは、いつきです。
間が空いてしまってごめんなさい、ということで私の近況報告。

 

①スイカアレルギーを発症させる
この年になって食べられないものが増えてしまいました。蕁麻疹が止まりません。

 

  • ②伊豆大島に行く

宿・往復の船を手配したのは出発の前日。なんだかんだ大島は東京なので、ノリで行けるものです。

 

  • ③大学の同期にこの連載がバレる

久しく連絡を取っていない同期から、いきなりLINEが(~終~)

 

皆さんはいかがお過ごしですか?
残暑が続いていますが、体調に気をつけてゆるゆるいきましょ~

 

さて、前回掲載しているひびクラ期末テストはご覧いただけましたでしょうか?
編集部内のクラシック詳しい先輩にも解いて頂いたのですが、全問正解は難しかったとのこと。やはり私の100点満点という結果は、まさに努力の結晶だったのです(ドヤ)。

 

満点の余韻に浸っていたのは束の間、次に与えられた課題は、映画『蜜蜂と遠雷』に登場するピアノ曲を勉強していくというもの。

 

先日の投票では、「 主人公4人の演奏曲、この人の選曲が好き 」を選んで頂きました。

蜜蜂と遠雷×ひびクラシック

投票の結果、松坂桃李さん演じる≪高島明石編≫が一番人気に。

明石は、年齢制限ギリギリの中コンクールに挑む楽器店勤務のサラリーマンという役どころです。“生活者の音楽”を追求しており、クラシックに疎い私には一番近い存在なのかも、と思っていたのがこの明石くん。

 

今回は明石が1~3次審査で演奏を予定していた曲を聴いてみました。

 

▼曲の一覧はこちら

バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第2番 ハ短調 BWV 847

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 作品2-3~第1楽章

ショパン:バラード 第2番 へ長調 作品38

ショパン:エチュード 第5番 変ト長調 作品10-5「黒鍵」

リスト:パガニーニの大練習曲 S.141 ~第6曲 主題と変奏

シューマン:アラベスク ハ長調 作品18

ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章

フォーレ:ヴァルス・カプリス 第1番 イ長調 作品30

ラヴェル:水の戯れ

リスト:バラード 第2番 ロ短調 S.171

 

バッハの平均律クラヴィーア、ショパンのバラードとエチュードはこれまでに既に聴いたことがある曲でしたので、今回は初めましての曲を重点的に聴いてみました。

 

~♪~♪~♪~

 

特に気になったのは、ロシアの作曲家・ストラヴィンスキーのペトルーシュカです。軽快ではっきりしたピアノの音が気持ちよく、いい意味で“クラシック聴いている感”が薄い曲でした。

 

ひびクラ編集長から教えて頂いたのですが、この曲はバレエ・リュスのために作曲されたバレエ音楽だったそうですね。

たしかに、踊りだしたくなるようなメロディにドラマ性を感じる緩急の付け方…踊り子が踊っている姿が頭に浮かんできます。

 

実は私、本格的なバレエはまだ観たことがないのですが、ミュージカル好きということもあってか踊り・音楽・衣装・舞台セットなどなどから世界観が生み出される総合芸術としてのバレエにはすごく興味があるのです。

 

バレエ・リュスでは、パリのあの有名なデザイナー、ココ・シャネルが衣装を手掛けたこともあるのだとか!

 

テンション上がるー!!

 

「贅沢の反対は貧乏ではない。贅沢の反対は、下品よ」そう語る、上品だけど野心的な強い女性ココ・シャネル。マリリン・モンローが愛用したことでメガヒットとなったシャネルの香水No.5……ああ、神々しい。全てが憧れです。

 

元々20世紀のファッショ業界のお話が好きなのですが、そう言えばシャネルと同じ時代を生き、彼女やクリスチャン・ディオールにも見初められたデザイナー イヴ・サンローランがロシアバレエからインスパイアを受けて発表した秋冬コレクションなんかもあったはず。(モコモコの毛皮帽子と豪華絢爛なドレスを組み合わせるみたいなスタイル、かなり先鋭的です)

 

なんと、思わぬところで繋がりました。この時代のヨーロッパ芸術はあまりに豊饒で興味が尽きません。相関関係図作りたい。

…だいぶ話がそれてしまいました。クラシックに話題を戻します。

 

今回、チャイコフスキーぶりにロシア作曲家の音楽に触れました。

 

「ロシアは広いから、もっといろんな作曲家がいそうだな ♪~(´ε` )」

 

そんな安直なことを呟いていると

 

編集長「ストラヴィンスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフ、スクリャービン」

 

キレよく呪文を唱える編集長(久々)

 

どうやらストラヴィンスキーとだいたい同じ年代に活躍した、ロシア人作曲家の有名な方々らしいです。

 

これ言えたら相当ツウっぽい!(笑)

 

ということで、今回はこの中から「私が好きなロシア人作曲家はこの人!」をお伺いできればと思います。

 

■イーゴリ・ストラヴィンスキー

■セルゲイ・ラフマニノフ

■アレクサンドル・スクリャービン

■セルゲイ・プロコフィエフ

 

ロシアと言えば、ロマノフ王朝最後のロシア皇帝ニコライ2世の第四皇女・アナスタシアを題材としたミュージカル『アナスタシア』が2020年3月から日本で初演を迎えますよ!素敵な楽曲と豪華な衣裳のオンパレードなので、皆さんもぜひ♪

 

さあ、いつきさんに「私が好きなロシア人作曲家はこの人!」を教えてあげましょう!

こちらのTwitter投稿から投票をお願いします。

※投稿にはTwitterアカウントの作成が必要です

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