2019年11月29日
ひびクラ女子リアル育成PJ~いつきさんの場合 Op.34

このプロジェクトは、ある日ひびクラ編集部に声を掛けられた、クラシック初心者の新入社員いつきさん(仮名だけど実在!)が、あれこれ分からないことをクラシックファンの皆さんによるユーザー投票で教えてもらい、その結果を真面目に体験していくという、SNS連動型のリアル育成プロジェクトです。
こんにちは。気温の変化に伴い、買い物欲が急上昇中のいつきです。
皆さまお気づきでしょうか?なんとこの連載、1周年を迎えておりました。
いや~、ゆるっとし過ぎてて実感が沸かないですね(笑)。
でも、これは毎回投票してくださる皆さまがいてこそ実現する連載。
その感謝を忘れずに、これからもゆるゆる続けられたらなと。今後とも何卒、です。
さて、少し間が空いてしまいましたが、前回は「ブラームスの協奏曲を聴くならコレ!」を皆様にお伺いしました。
投票くださった方々、ありがとうございます!
『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調』が一番人気のようですね。
前回はブラームスのダンディな一打『交響曲第1番』にまんまと打ちのめされた私ですが、今回は大丈夫でしょうか。
ちなみにひびクラ先生に教えて頂いたのですが、ブラームスのヴァイオリン協奏曲はベートーヴェン、メンデルスゾーン(だれ)の曲と並んで“3大ヴァイオリン協奏曲”とも呼ばれる名曲らしいです。
それではいざ、試聴タイム。今回は先生のオススメ、『アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)カラヤン(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団』のCDを聴いてみます。
~♪~♪~♪~
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第一楽章。お?この前の交響曲より派手なんじゃない?穏やかではあるけど、前回より断然聴きやすいかも。ヴァイオリン協奏曲と言いつつ、そこまで主張が激しくないヴァイオリンの演奏に好感が持てます。(キリキリ鳴るヴァイオリンソロがあまり得意ではないので…)
第二楽章はすごーく静かな導入です。曲自体はとても優雅でしっとり、落ち着いた貴婦人といった印象……でしたが、いやいや、途中から貴婦人めちゃくちゃ落ち込むやん(笑)。最後まで哀愁漂う演奏です。ブラームスの悪夢再来の予感…
となっていたところですが、第三楽章が始まった瞬間に飛び起きました。ヴァイオリンの華やかさ、爆発力、そしてオケの厚みがここに全て集約されているかのようなパワフルな曲です。あくまで勝手なイメージですが、この楽章にはブラームスが“ベートーヴェンの影響を強く受けている”ということを納得させられたような。ワクワクするテンポ感の中に、身が引き締まる緊張感が相まって、大団円的なフィニッシュ。
第二楽章までかなり渋い雰囲気でしたが、最後は豪華なエンディングを迎えたので前回の『交響曲第1番』よりは聴きやすいかな?と感じました。
正直言って地味ですが、派手さがない分、聴かせどころはシンプルに・はっきりと聴こえてきたのが印象的。ヴァイオリンは主張が激しい楽器だと思っていましたが、今回そのイメージが少し払拭された気もします、うん。
ああ、ごめんなさい、1周年迎えたのになんとも歯切れ悪いコメントでごめんなさい…(苦笑)
先生「では試しに新しい演奏形態にも挑戦してみよう」
(先生 ・ω・)つ [ ピアノ四重奏曲 ]
ほほーん、初耳学。1周年迎えたのに初耳学。
ググったところ、“ピアノ四重奏曲”とは、≪ピアノ・ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ≫の4つの楽器で演奏される曲のことを指すようです。
楽器のラインナップ的にヒーローもの映画で歴代のメインキャラが一挙に集合した時みたいなインパクトの強さがありますが、騙されてはいけない。
4人だけで演奏するってことですよね?
(あ、ちなみにこういった小編成の曲を“室内楽曲”というらしい)
(いや今までのオーケストラなんかも室内でしたが?!というツッコミはしてはいけないらしい)
これまでオーケストラなど大編成の曲を聴いてきたので、編成が一気にミニマムになることに若干の不安を抱えております。
なぜならミーハーだから。ついつい派手さを求めてしまう病気なのです。
不安はありますが、ここは修行の場。ミーハー精神は一旦捨てて、シンプルな魅力を感じられるような神経を磨いていきたい所存です。
どうやらブラームスの『ピアノ四重奏曲』は3曲あるみたい。
今回はその3曲の中から、皆さんのオススメをお伺いします!
■ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 op.25
■ピアノ四重奏曲 第2番 イ長調 op.26
■ピアノ四重奏曲 第3番 ハ短調 op.60
それでは皆さま、今回もたくさんの投票をお待ちしております!
さあ、いつきさんに「ブラームスのピアノ四重奏曲を聴くならコレ!」を教えてあげましょう!
こちらのTwitter投稿から投票をお願いします。
※投稿にはTwitterアカウントの作成が必要です
🐣『ひびクラ女子リアル育成プロジェクト』Op.34
▼https://t.co/vSdSZMzXoF「派手好き」「ミーハー」で売ってきたいつきさんに転換期?!
奥ゆかしさとは何ぞや・・・お次は「ピアノ四重奏曲 」に挑戦「ブラームスのピアノ四重奏曲を聴くならコレ!」を教えてあげましょう!
— ひびクラシック (@hibiclassic) November 29, 2019

発売日 : | 2014/07/16 |
レーベル : | ワーナーミュージックジャパン |
フォーマット : | CD |

発売日 : | 2014/09/02 |
レーベル : | Sony Classical *cl* |
フォーマット : | CD |

発売日 : | 2008/10/13 |
レーベル : | Emi Virgin |
フォーマット : | CD |
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